フランス菓子の種類

お菓子の種類

100年以上前から存在していて、今でもほとんど材料や形が変わっていないクラシックなフランス菓子。今、定番のお菓子たちはこの頃に作られたものが多い。

1960年頃から現在までに考案された菓子。半世紀くらいの歴史なんてフランス菓子にしてみれば浅いのです。

フランス各地にはその土地でのみで作られて食べられているお菓子があります。その土地の特産だったり、逸話つきのお菓子だったり。

そのお店でしか作れない味のお菓子というのも存在てて、町のシンボル的な役目のあるお菓子たちです。

焼きっぱなしのシンプルなお菓子のことをガトー・ボヤージュ(旅するお菓子)ともいいます。家庭でもさっと作れるお菓子たち。

おやつや朝ごはんとして食べる甘いパンのことで、ヴィエノワズリーともいいます。これもお菓子のなかま。

小麦粉を加えず、オーブンで焼かないお菓子のことをコンフィズリーといいます。一口サイズの甘い甘いお菓子。

揚げ菓子もフランスのお菓子の定番。

フランスでお菓子と言えばショコラ系のものを挙げる人が多いほど、人気なチョコレート菓子だから種類も豊富。

アントルメは一人分のものやホールのデコレーションした生ケーキのこと。パティスリーの一等席を華やかにしてくれます。

フランス地方で作られるお菓子

フランス各地でその土地でしか見られないお菓子もたくさん。エリア別に紹介。

お菓子の生地・クリーム

フランス菓子は生地やクリームなどにより種類が体系的に分けられているのが特徴です。

シュークリームなどに使われるシュー生地。

タルトはフランス菓子の基本中のきほん。

ミルフィーユの生地のように横に層のできる生地。フランスではザクザクした食感で固いの。

甘くてふわふわしたパン生地。ブリオッシュは食事ではなくお菓子です。

クリームとはホイップのことではなく、バターやメレンゲを加えたものがフランスでは主流。

生フルーツからドライフルーツやコンフィ(砂糖漬け)やコンポート(砂糖煮)まで果物の使い方もバリエーション広いのです。

お菓子に出会えるところ

お菓子屋さんだけではないんです。お菓子が食べれるところはさまざまあります。

パティスリーとはお菓子屋さんのこと。

ブーランジュリーとはパン屋さんのこと。パティスリーとブーランジュリーは併設されていることがほとんど。

コンフィズリーとは小麦粉を使わず、砂糖やナッツなどで作る小さなお菓子のこと。ここもパティスリーやブーランジュリーと併設されていることが多い。

チョコレート店のこと。チョコレートでつくるお菓子のみが置かれているが、ほとんどパティスリーなどと併設されています。

レストランやブラッスリー、カフェなどでしか提供されないデザートもあります。

マルシェとは市場や屋台のこと。パティスリーなどには置かれていなく、できたてをその場で食べれるお菓子もあるんです。

スーパーにももちろんたくさんのお菓子が、サブレなどの焼き菓子やチョコレートはもちろん、生ケーキも豊富にならんでいます。サブレはバターが使われたりして、工場製とは思えないほどの味わい。

お菓子が誕生したきっかけ

お菓子が作られるようになった背景にはさまざまな出来事がありました。こんなにお菓子にストーリーがあるフランスはすてきだと思う。

キリスト教では冬から春にかけて宗教的な行事が行われ、その際に食べられていたお菓子がきっかけとなって生まれたお菓子たち。

年に一度おこなわれるお祭りの際に作られて振る舞われたお菓子。

むかし修道院では肉食が禁止されていたかわりに、アーモンドや砂糖でお菓子を作って食べるという習慣があったそう。修道女は食いしん坊だったし、さまざまなおいしいお菓子を生み出しました。

その土地で採れるおいしい果物や材料はもちろんお菓子の材料となりました。

食いしん坊王とは18世紀にいたスタニスラス王のことで、大食感な彼はさまざまなお菓子を発案して料理人に作らせたと言われています。

18世紀末頃からあらわれたパティシエによって作られたお菓子も多数あり、現在見られる古典菓子のほとんどは19世紀前半頃に考案されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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