ポールボキューズ本店に行ってきました!
2018年にボキューズ氏が亡くなり、その後もミシュラン3つ星を維持していましたが、2020年には2つ星となっています。ですが、ミシュランが変わっただけで、ボキューズは何も変わっていません。素晴らしい料理に洗練されたサービス。これからも地元の人たちに愛されていくのだなと感じました。
10年ほど前から日本人観光客の来店は徐々に減っているんだそうです。特に他の外国人が増えているわけではなく、地元の人たちの来店が増えていったんだそうです。今でも毎日60〜100組ほどは来客があるんだそうです。(すごいよね)日曜日は他のレストランがほとんど空いていないため、観光客は日曜日に来ることが多いんだそうです。
前回は2017年の秋で、今回はコロナも終わって観光客も戻ってきたくらいに訪問しました。前回とは季節が違うからか、メニューがだいぶ変わっていました。前回はボキューズのスペシャリテであるスープはメニューになかったですし(暑い季節だから?)、デザートにベルナションのお菓子もなかったです(チョコレートのみ)。とはいえ、どの料理も見た目はもちろん、とても美味しかったです。こんなに美味しい料理は食べたことない!っていうくらい美味しくて夢のようでした。
ちなみに、リヨンで「ボキューズに行く」って言うと「本物の?」と聞かれます。リヨンにはボキューズのブラッスリー等のレストランもあるからなようです。
現在2023年、コロナ後でウクライナでの戦争中の影響でヨーロッパ(日本も)では物価が高騰しており、食料品をはじめ多くの日用品の価格が20%ほど上がっていると言われています。もちろんレストランでも食品の価格高騰により、メニューの値段が上がっています。ボキューズでも前回訪問した2017年よりも2割ほど上がっています。
会計の時、銀行カードで支払う場合にもチップの金額を入力します。「○ユーロでよろしいでしょうか?それ以上の場合は数字を入力してください」みたいなことが表示されます。このような高級店ではチップは支払うべきですね。
では、写真と共にボキューズの料理や店内や庭の雰囲気をお伝えしたいと思います。
ボキューズの料理
2023年春のメニューです。おそらく季節ごとにメニューが変わるので、参考程度にとどめてください。
ウエルカムのお皿です。
Les amuse-bouches アミューズ・ブッシュ
前菜の前の料理。
パンとバター。美しい。パンはおそらくここの近くのジョクトーのものだと思う。
オマール海老の前菜。ふわふわのムースを目の前でかけてくれました。
魚料理
肉料理の準備してくれています。
肉料理(仔牛)
この辺りでお腹は8割いっぱいです。
チーズのワゴンが来ました。チーズに添えてくれる蜂蜜はわたしの住んでいる町でとれたものでした。
チーズをとりすぎた人。あんなにたくさんワゴンに乗ったチーズがあって、サービスの方がとてもスマートにすすめてくれるので、たくさんいただきました。「あなたは素晴らしい!」って言われました。ありがとうございます。手前から右回りで並べてあり、徐々に強くなっていきます。コンテは18ヶ月のものですごく美味しかった。
デザートの前のデザートが来ました。別腹です。
デザートのワゴンがやってきました。
フランボワジエを作っていただきました。このジェノワーズがびっくりするほどふわふわの柔らかで美味しかったです。
そのほかにもアントルメが選べます。
ひとり1つずつ選んだら、「お二人でもう一ついかがですか?」ってすすめてくれた。分かってる!私ももう一つ欲しかった。
小さめサイズではなくて、フランスの普通サイズです。
ここに来てベルナションのショコラです!
カフェでフィニーシュ。お腹ぱんぱんです。
13時15分に予約して、お店を出たのが17時です。4時間!美味しくて楽しい時間でした。
レストランの雰囲気
入り口を入って右折すると、どーんと若き日のボキューズ氏の絵が飾ってありました。
奥のトイレの前にはグッズや本が売られていました。もちろん2冊書いました。家庭料理とデザートのレシピ本です。
コロナによるの閉店中に改装工事をしており、今はリニューアルされた店内です。
奥には厨房があります。もうすっかり調理もし終えて、ピカピカに磨かれています。
2階にもサロンがあり、団体客が入るんだそうです。この日も団体のお客様が入っていました。
中庭の様子
中庭にはボキューズ氏の銅像、リヨンで有名な壁絵が描かれています。壁絵はフランスのレストランの歴史が語られています。もちろん、ボキューズ氏はフランス料理の歴史に欠かせない人物です。
入り口です。こんな入り口だとテンションが上がりますよね。ワクワク
リヨンの母メール・ブラジエ(Mère Brazier)かな?ボキューズ氏もここのレストランで見習いとして働きました。
銅像。隣に座って写真撮れます。
外観。周りは田舎ののどかな住宅街なので、派手でとても目立ちます。
右はボキューズ氏の娘で、ベルナションのオーナー。わたし、お会いしたことあるんだー。
ただのレストランではなく、アミューズメント施設みたいでした。楽しかった。
ポールボキューズのサイトはこちらから
– Restaurant Paul BOCUSE
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