ラングドシャの歴史と由来
ラングドシャの正確な起源を探るのは難しいのですが、20世紀はじめ『le Traité moderne de pêtisserie』という本の中にラングドシャについて書かれています。
名前は『猫の舌langue de chat』もしくは『猫の舌の形をした薬莢型』とつけられていました。レシピは砂糖、小麦粉、軽く泡立てた生クリームと泡立てた卵白から作り、生地を絞り袋に入れ、中火で焼くと書かれています。
その後、1927年、La Cuisine moderne illustréeの本の中で、レシピは進化していきました。同じ割合の砂糖と小麦粉、クレーム・ドゥーブルla crème doubleという濃いめのクリームと泡立てた卵白を混ぜ合わせていました。
さらに1950年、L’Art culinaire françaisの本の中で、砂糖とクリームと同じ割合のバターを加え味わい深くし、小麦粉と卵白を混ぜて作ったと書かれています。
著者であるHenri-Paul Pellapratはラングドシャの絞り袋には11番の口金を使うとしています。