Pont-Neuf ポンヌフってどんなお菓子?
シュー生地とラム酒の香りをつけたカスタードクリームを詰めて、表面には生地をクロスさせ、粉糖を振りかけたタルトレットこと。
タルトレットとは小さなタルトのことで、生地を交差させた表面には粉糖とグロセイユ(赤すぐり)のコンフィチュールを交互に塗ることもあります。
ポンヌフとは、新しい(Neuf)、橋(Pont)という意味で、1606年に開通したパリのシテ島にかかる橋のことです。それまで橋は木造造りが主流でしたが、初めての石造りだったため「新しい橋」と呼ばれています。
タルトレットの上面にこの橋をイメージする模様を生地でつけることから名付けられました。

パリのポンヌフ
ポンヌフは表面に同じような飾りをするタルムーズ Talmouse の一種です。
19世紀に、ガトー・ポンヌフ Gâteau du Pont-Neuf というお菓子がありました。クレーム・シャンティイとフルーツ、またはフルーツソースを中に詰めたタルトで、表面はクロスさせた生地をのせて粉糖をふったお菓子でした。
中につめるクリームにはラム酒で香り付けした干しぶどうを加えることもあり、このクリームはショソン・ナポリタン Chaussons napolitains と同じものです。
現在、フランスのパティスリーではあまり見られないお菓子です。
Pont-Neuf ポンヌフの情報
名前 | ポンヌフ | ||
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フランス語 | |||
読みかた | ポンヌフ | ||
分類 | パティスリー Pâtisserie | ||
生地 |
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クリーム | クレーム・パティシエール Crème pâtissière | ||
材料 |
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購入先 | パティスリー Pâtisserie | ||
名産地 | - |