Tarte Tropézienne タルト・トロペジェンヌってどんなお菓子?
南フランスで誕生したブリオッシュにカスタードクリームをはさんだお菓子のことです。
丸く焼いたブリオッシュを横半分に切って、その中に泡立てた生クリームやカスタードクリームをはさんで、表面にはあられ糖というかりっとした食感の砂糖をまぶしたシンプルなお菓子です。

タルト・トロペジェンヌ
クリームや果物などの中身を生地にのせたお菓子のことで、一般的なタルトの形をしていなくてもタルトといいます。トロペジェンヌの場合はブリオッシュ生地を器にしています。
中身は生クリームとカスタードクリームを合わせたものもあれば、生クリームだけというものもありますし、さらにはいちごやフランボワーズなどの生フルーツをはさんだものもあります。
フランスの南東部にある町リヨンには、泡立てた生クリームだけを厚く挟んだタルト・トロペジェンヌもあります。高さは10cm以上もあるボリューム感があって食べ応えもあるトロペジェンヌです。

リヨンのトロペジェンヌ
さらにおいしくなる食べかた
サントロペ近くに住んでいるフランス人より教えてもらったタルト・トロペジェンヌの食べ方があります。
タルト・トロペジェンヌにラム酒をたっぷりかけるというものです。
フランスのブリオッシュ生地は少しぱさついていることが多いので、ラム酒をかけてしっとりとさせて食べます。ラム酒はブリオッシュやクリーム系の甘いお菓子と相性のいいリキュールです。
フランスにはババ・オ・ラムというブリオッシュに似た生地にラム酒を加えたシロップにつけるというデザートがあります。ですので、このトロペジェンヌにもラム酒と当然相性が合います。
タルト・トロペジェンヌの歴史と由来
このタルトは、南フランスのサン・トロペ Saint Tropé というリゾート地で生まれました。
ある駆け出しのころの女優によって、トロペジェンヌは全国的に有名になっていきました。
Tarte Tropézienne タルト・トロペジェンヌの情報
名前 | トロペジェンヌ | ||
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フランス語 | Tropézienne | ||
読みかた | トロペジェンヌ | ||
分類 | パティスリー Pâtisserie | ||
生地 | ブリオッシュ生地 Pâte à brioche | ||
クリーム |
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材料 |
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購入先 | パティスリー Pâtisserie | ||
名産地 | サン・トロペ Saint Tropé |