フランスはもうすっかり寒くなってきました。フランスの冬にはポワローという野菜が出回り始めます。今回は、ポワローを使ったキッシュを紹介します。
ポワローとは?
ポワロー Pireau とは、日本の長ネギを少し太らせたような見た目で、種類はネギとは違うので辛みがなくまろやかな味がします。火を通すとやわらかく、素材の甘味が出てきます。強い味はないので、他の食材と合わせても邪魔をしません。なので、キッシュの具としてどの食材とも相性はいいです。

ポワロー Poireau
では、作っていきます。
キッシュの材料
6人分(ホール1台分)
市販のパイ生地(Feuilletée) | 1枚 |
ポワロー Poireau | 2本 |
ベーコン Lardons | 100g |
コーン | 缶半分(150g程度) |
バター | 10g |
卵 | 3個 |
牛乳 | 300cl (=300ml) |
塩 | 小さじ1/2程度 |
胡椒 | 適量(好み) |
ナツメグ | 適量(好み) |
チーズ | 100g |
今回は食感に変化が出るようにコーンも一緒に加えました。
- ベーコンはフランスでは、ラルドン(Lardon)を使うことが多いです。スーパーにはすでに細かく切ったものが売られています。
- チーズはコンテ(Conté)やエマンタル(Emmental)などのラペ(Râpé)を使うのがおすすめです。
牛乳でもおいしくつくるコツ
- 具だくさんにして、キッシュ液を少なめにする
- ベーコンを入れてコクを出す
準備
- コーンの汁を切っておく。
- オーブンを180度に温め始める。
- 型に生地を敷き、底にフォークで穴をあけておく。
キッシュの作りかた
- 長ネギを5ミリ幅程度の輪切りにする。葉に近い部分を使う際には、葉の間に土が入っていないか注意してください。
- フライパンにバターを入れ、弱火にかける。バターが溶けたら、ポワローとベーコンを入れ、蓋をして蒸し焼きにする。
- アパレイユ生地を作る。ボウルに卵と牛乳を加えて混ぜ、塩・胡椒とナツメグで味を調える。ラルドンには強い塩気がついているのであまり強めに味付けしないように。
- ポワローがしんなりとしたら、コーンと一緒に型に敷き詰める。アパレイユ生地を型に流す。最後にチーズを敷き詰める。
- 180度のオーブンで30分程度焼く。

生地いっぱいにポワローとチーズを敷き詰めます

焼き上がりです!
キッシュ生地がきれいに取り出すポイント
キッシュは食べる30分〜1時間程度前に焼き上がるようにします。食べる直前に再度軽く温めます。そうすると、切り分ける際にキッシュがきれいに切れて型から取り出せます。焼きたてを切ると生地がまだ安定していないので、崩れてしまうんです。
ぜひ試してみてください。
- フランス家庭料理の定番:スモークサーモンとほうれん草のキッシュの作りかた|フランス家庭料理の定番
- キッシュが生焼けしない焼きかたのコツ:キッシュがべちゃっとならない簡単な焼きかた
Bon appétit ! ボナペティ!
おすすめ関連記事
この記事へのコメントはありません。