作りかた

フランスでの小豆からぜんざいの作りかた|フランス人の反応は…?

フランスでぜんざいの作りかた
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前から作ってみたいと思っていたぜんざいを作ってみました。

日本でも大好きだったんですけど、フランスにいるとあのやさしい甘さが懐かしくなりました。

フランスでのぜんざいの作りかたは日本のとほぼ同じですが、ちょっとだけ気をつけるところもあったので、それも含めて紹介したいと思います。

そして、気になるフランス人のぜんざいの反応も紹介します。

フランスでのぜんざいの材料

どこにある?ぜんざいの材料

  • 小豆

今回は日本から輸入された小豆を購入しました。日本食材店やアジア食材店においてあります。そのほか、フランスのビオBIOの店にも日本と同様の小豆が置いてあります。日本と同じ小豆は AZUKI 、ちょっと大きめサイズの赤い豆は Haricot rouge というようです。

同じく日本食材店で購入しました。日本と同じ餅はおそらく日本食材店にしかないですが、アジアで食べている餅みたいな食品はアジア食材店にあります。

  • 砂糖

通常ぜんざいには上白糖を使うのですが、フランスにはないので、グラニュー糖かカソナードを使います。

気になる値段は?

  • 小豆:7€くらい/250g(日本食材店)、2,50€/500g(ビオショップ)
  • 餅:11€/400g

最初に日本食材店で値段を見たときは、高っっっか〜〜〜!!!って思ってしまいました。日本の3倍はすると分かって入るけれども、やっぱり衝撃です。

日本で作るぜんざいは家庭のおやつっていう感じだと思うのですが、フランスで日本食材店で購入すると、ぜんざいが高級和菓子になってしまいます。でも、食べたいから買う。作る。

小豆から作るぜんざいの作りかた

材料

  • 小豆:250g
  • 砂糖:250g(小豆と同量)
  • 水:適量
  • 餅:お好きなだけ

今回は日、本食材店で購入した小豆と餅、砂糖はカソナードを使いました。

作りかた

  1. 鍋に水をたっぷり入れ(小豆の3倍以上)、沸騰させる。

2. 火は強火にして、沸騰したお湯の中に小豆を入れ、再度沸騰させる。

フランスでのぜんざいの作りかた

まだ水は透き通っています。

3. 沸騰したら、すぐに小豆をザルにあげ、お湯を捨てる。

4. 鍋にたっぷり水入れて(小豆の3倍以上)、小豆を加えて強火にかける。

5. 沸騰したら、弱火にして小豆を煮る。2時間程度煮ます。小豆から出てくる赤い汁の色になります。

フランスでぜんざいの作りかた

はじめはこのくらいの透明の赤い汁です。

フランスでぜんざいの作りかた

徐々に濃い赤い色になります。

6. 灰汁が出てきたら除き、水が少なくなったら水を加えてください。

指で小豆をつぶして簡単につぶれたら、できあがりです。

7.小豆がやわらかくなったら、砂糖を加えます。

砂糖を加えるときの水の量

砂糖の量は鍋に残っている水(湯)に加えてかまいません。味見してみて甘味が少ないようであれば煮詰めて水の量を減らし、甘味が強いようであれば水を足します。適当でいいんですね、この辺。うちのばあちゃんもこんな感じにテキトーに作ってました。家庭のおやつなんで。
わたしはこちらの方法で作りました。最初は水がさらさらしていて上品なぜんざいになるんですが、煮込んでいくたびに濃度がついてトロトロになっていきます。

きっちりと水の量を量りたいのであれば、煮た小豆と水を分け、水の量は350ml〜400ml程度にして、砂糖と合わせてください。こちらのやり方ですと、さらさらとした上品なぜんざいに仕上がります。

8. 10分程度煮たら、火を止め、30分程度落ち着かせます。

フランスでぜんざいの作りかた

できあがりです。

高級ぜんざいのできあがりです。フランスで作ると和食は高級です。

注意

小豆が硬いうちに砂糖を加えると、それ以上やわらかくはならないので、完全にやわらかくなってから砂糖を加えてください。

食べごろ

できた直後だと砂糖の角が立っていますが、翌日以降は砂糖が落ち着いてやさしい甘さになっています。カソナードでも変わらずおいしくできましたよ。

日に日にぜんざいにとろみが付いてきて、小豆もどろっとしてきてやさしい美味しさのぜんざいになります。

餅をオーブンで焼いたり、レンジでやわらかくして、ぜんざいと一緒にいただきます。

フランスでぜんざいの作りかた

フランスで作るぜんざいは?

作るときのちがい

日本から輸入された小豆のパッケージには1時間〜1時間半くらい煮たらやわらかくなると書いてあったのですが、実際は2時間でやっとやわらかくなりました。1時間半だとぜんぜん硬かったです。水が違うからからかもしれないです。

フランスでは小豆を煮る時間を日本よりも長くしたほうがいいみたいです。

フランス人の反応

ここが一番気になるところです。

もともとフランスでは豆を甘く煮て食べるっていう習慣はないそうです。塩味でおかずとして食べるものなんだそうです。そして、デザートがスープっていうのもあまりないそうです。

ですので、豆を甘く煮たスープはそもそもフランス人にとって初めての体験。(わたしの周りのフランス人)

食べる前は、J’ai peur ! 怖いよ、不安だよ〜! って言ってました。

反応は、まぁ食べれる、おいしいとは言ってくれます。でもお代わりはないです(笑)

余談ですけど最近思ってるのは、10代くらいの若いフランス人は初めての料理でも抵抗なくおいしいって言ってたくさん食べてくれるんですが、それ以上の大人はおいしいと言葉では言ってくれるんですが、食は進まないので苦手なのが分かります。フランス人でもお世辞はちゃんと言ってくれます。大人になると食の冒険はできないようです。

わたしも初めてのフランス家庭料理には不安でいっぱいでしたもん。特に、ブーダン(豚の血料理)とか。

特に、餅はおいしくないそうです。味がないし、食感がぶにゃーとしてて噛み切れないからだそうです。

ということで、ぜんざいはフランスでは微妙な結果に。残ったぜんざいはわたしが喜んで食べました。

今回は日本食材店で輸入された小豆で作ったのですが、日本のと変わらずおいしくできました。次は、フランスの小豆でも作ってみたいと思います。

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コメント

    • Coco
    • 2017年 2月 27日 1:02am

    こんにちは♬
    Kicoさん お久しぶりです。
    ぜんざい作ったんですね♡おいしそうだなぁ。
    おかわりはなしですか 笑 フランス人にとってあずきは好き嫌い分かれるのかな。

    先月13から18日までリヨンで過ごしました。
    アヴィニョンとアヌシーも行きました。
    あと、さつき 日本食材のお店へも連れてってもらいましたよ!
    寒かったけど楽しかったです♡

    • kico
    • 2017年 2月 28日 8:21am

    Cocoさん、こんにちは。お久しぶりです!
    口ではおいしいと言ってますが、二度と食べなくてもいいとも言っています(爆。小豆好きなフランス人にはいまだ出会えていません…。独り占めできるからいいんですけど。

    先月リヨンに来られてたんですね!アヴィニョンとアヌシーはいかがでしたか?わたしはまだ行ったことないのでうらやましいっ!

    楽しい滞在になったようでなによりです。またぜひっリヨンへ!! kico

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