フランスではすでにバカンスが始まっています。
わたしたちは7月の始めにバカンスを取ったので、すでにバカンスも終盤です。
今年の夏はバルセロナと南仏に行ってきましたが、7月いっぱい2回も風邪をもらって鼻水ずるずるのバカンスでした。結構とほほな感じです。
そんなバカンスが終わる直前に滞在許可書を手に入れることができたので、その辺の悶着を書きたいと思います。
だいぶ前にフランス滞在許可証を申請したのですが、
それからなかなか滞在許可証がもらえずやきもきしてました。
申請自体はかなりかんたんにスムーズにいって、
フランスの滞在許可証、楽勝じゃん!
って思った私が、アホでした。
どうりで県庁の窓口でぐずってたりする人が多いはずです。
では、わたしが2年目の滞在許可証を受けとるまでももろもろをどうぞ。
ちなみに、わたしのビザの種類はビジタービザです。
フランス滞在許可証を受け取るまでのすったもんだ
1月上旬:県庁に申請の予約を入れる。予約が取れた日は3月の上旬。
ローヌアルプ地方の予約の入れかた:イライラ!分かりにくい滞在許可書更新の予約のしかた|リヨン・ローヌアルプ地方
3月上旬:申請日当日、ある書類のフランス語の時制が単純未来形だったので、申請のやり直しをくらう。
1回目の申請のときの話:フランス滞在許可証の更新!こんな細かいダメだしアリ?|リヨンの場合
3月末:再申請日、書類はすべてパーフェクトと言われ、6月の上旬に受取に来いと言われる。
書類さえ完璧に提出したら滞在許可書の更新なんて楽勝じゃんか〜、6月上旬には滞在許可書がもらえるわってのんきに思ってました。
6月上旬:滞在許可証を受取に行くが、
あなたのは書類が足りなかったからまだできてないと言われる。
前回パーフェクトっつたやんけーーーーーー!!!
足りなかったのは「フランスでは労働しません」っていう契約書です。
その書類は作成していったけど、言われなかったので提出しなかっただけ。
言わんかったやん、言ってよ!
でも、でも…、いや、逆にわたしのほうこそ言わなければいかんかったのだ。
だって、ここはフランス。
ここで過去のことをあーだこーだいってもしょうがないので、
わたしのレセピセの期限は6月末までだけど、それまでに滞在許可証は取れるのか?って、未来のことを尋ねるが、
6月末までにはできてるからと言われる。
あと3週間くらいでできあがるの?
そんなに仕事早くできますっけ?
あなたに対する信頼はゼロだからねー、
と思うけどムリヤリ何かはできませぬ。信頼できないけどいうこと聞くしかない。
6月中旬:県庁と名乗る女性から電話がかかってくる。
言ってることが全く意味がわからないから、もう一度詳しく説明して下さいと言ったら、一方的に切られる。
こーらー。ありえんだろー。
ちなみに、わたしのフランス語力がイマイチだったからではなく、話したのはフランス人の彼でした。だから、フランス語力の問題ではない。
内容を理解してない人が言われた通りに言ったけど、突っ込まれたから困った、っていう感じだと思う。
とりあえず、全く分からないけど、
どーせ期間内に滞在許可証ができないから延期をしろってことなんだろうなーと想像して、
その日のうちに県庁に行き、レセピセの延長をしてもらう。
7月末:滞在許可証が降りたから、収入印紙もって取りに来いって連絡が来る。
さっそく翌日に県庁に行き、滞在許可証を無事に受け取る。
通常でいったら、6月には滞在許可証が手に入ったはずなのですが、2ヶ月延びて7月末に受け取ることができました。
2ヶ月延びたからかどうかは分からないけど、来年の期限が6月末になってました。1年後の更新じゃなくて、1年2ヶ月後の更新です。
カオス状態なリヨンの県庁
滞在許可書を手に入れるまで県庁に4回も足を運んでいます。
県庁に行くっていうことは、
県庁の外まで続く長い列に並んで、県庁内に入ってからも長い列で待ち、
ブースで自分の番号札をもらってから、待合室でまた待ち、
番号札には自分の前に30人いますって書いてあるし、
ようやく自分の番号がコールされて、ブースに行き、申請云々の話ができます。
なので、1時間〜3時間半くらい待たないといけません。
リヨンにある県庁では、午前中が申請する人、午後が滞在許可書を受け取る人の時間になっています。
午前中は予約が要りますが、午後は不要です。
午前中は予約していってもだいたい3時間程度はかかります。
っていうのを5回もやってしまった、わたし。
県庁のなかってまさにカオスな状態なので、あまり長居はしたくない。
やっぱりフランスの滞在許可書の更新もろもろの手続きはたいへんです。
ちなみに、午後の受取りの時間は13時〜15時30分なので、15時くらいに行くと人が少ないのでスムーズです。それでも1時間弱だけど。
フランスで生きていくために
この申請のもろもろの中で、
日本じゃ絶対にあり得ないようなことが何回かあってます。
例えば、
必要書類を把握してない、
足りない書類があることを連絡しない
電話を一方的に切る
そもそも嘘つき。
まぁ、隣りにいるフランス男はこの件でぶち切れていましたが…、フランスでももちろんあり得ない行動です。
わたしは、フランスってこんな国だって思っているので、怒らないようにしてます。
もし、日本だったらカンペキに申請ができるだろうなぁとか、
もし、わたしだったら絶対にこんなことはしないとか、
いろいろ比較したいことはありますが、
いかんせんここはフランス。
数年前に自営業をしているときに、
命に関わること意外では怒らない
っていうことを決めました。
自営業をしていると、自分の生活のほとんどが仕事になってしまうので、怒ることが時間の無駄だと思ったんです。
会社員時代は、仕事で怒っていてもその時間はしっかり労働時間になるし、お給料は発生します。
でも、自営業のときに小さいことで怒っていると、その時間仕事ができなかったりして時間の無駄になるんですよね。
怒っている時間に売上は発生しないし、パフォーマンスもよくないので、怒ることをやめました。
お金や時間で解決できることなら、むしろよかったって思うようにしています。
今回の件もわたしが何度か県庁に足を運ぶことで解決できる、つまり時間で解決できるので、それならOKっていうように考えています。
例えば、電車に乗り遅れそうになっても、お金で解決できるからまぁいいかっていう感じです。
生命にかかわることでなかったらまぁ大丈夫かって思うようにしています。
そしたら、あまり怒らないようになりました。
フランスは日本と違って、なかなかスムーズにすすまないし、
フランスでは日本のようにちゃんとした人が少ない、
でも、相手は変えることはできないので自分が変わるしかないです。
だから、フランスでは海ほどに広い心を持っていこうって思ってます。
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