フランス語単語の覚えかたを紹介します。
2種類の単語帳
フランス語の単語帳を2種類に分けて、それぞれ違う方法で覚えていきました。
- 単語のみ
- 例文あり
単語のみとは会話や日常生活でよく使う単語のことで、主に名詞や形容詞・副詞、簡単な動詞のことです。
日常で使う単語は日本語にも同じような単語はあるし、名詞の性や複数形で変化はあるものの、そのまま覚えることで使えるようになります。
ですので、単純に単語の発音とスペル、日本語訳を覚えるだけです。
一方の例文ありの単語は、使う場面や用途に応じて微妙に単語の使い方が違ったり、動詞は直接目的語を取るか間接目的語を取るかといった違いもあります。
よって、単語だけを単純に覚えるのでなく、例文と一緒に覚えたほうが効果的です。
単語のみを覚えるとき
日常単語は主に単語帳を使ってざっと一気に覚えていくのが効率的です。
自分が使いやすそうな単語帳を選びます。例文は付いていなくて、フランス語単語と日本語訳が見やすいように並んでいれば、どんな本でもかまいません。自分が使いやすそうな単語帳を選びます。
レベルは入門〜初級レベルの単語集であれば、だいたい日常生活で使う単語は含まれています。
- 単語を200語に区切ります
- 1グループの単語を読み込みます
- 覚えていない単語をチェックします
- 覚えていない単語だけ読み込みます
- 次のグループに移ります
- 本の最後のまでおこないます
- 覚えていない単語を読み込んでいきます
詳しく説明します。
単語を200語に区切ります
単語帳の最初のほうから、単語を約200語ずつに区切っていきます。これを1グループとします。
1グループの単語数はいくつでもかまいませんが、多いと覚えていくのに負担がかかり、少ないと軽くなります。最初は200語くらいがちょうどいいと思います。
1グループの単語を読み込みます
1グループの単語を読み込んでいきます。フランス語は発音して、日本語の意味を覚えていきます。
CDが付いている場合は音声で発音を確認し、正確に発音できるようにします。日常単語は会話で使うことが多いので発音が正確にできないと実際に使えません。
基本的には名詞と形容詞がほとんどなので、例文がなくても単語の意味だけを単純に覚えればいいです。動詞も少し出てくると思いますが、例文が必要なほど難しい単語ではありません。
この時はフランス語と日本語どちらも見ながら覚えていきます。これを5〜10回繰り返します。
覚えていない単語をチェックします
次に、覚えていない単語を確認します。
日本語→フランス語、フランス語→日本語で確認し、覚えていない日本語、フランス語ともラインを引きます。
超基本的な単語が多いですので、知っている単語も多いので単語を覚える作業もさほど重くないです。
覚えていない単語だけ読み込みます
覚えていない単語だけ覚えていきます。
日本語をかくしてフランス語が言えるかどうか、フランス語をかくして日本語の意味が言えるかどうかを行います。
これも5〜10回繰り返します。
次のグループに移ります
次のグループに移り、上記の①〜③を行います。
本の最後のまでおこないます
終わったら次のグループに進んでいきます。これを本の最後まで繰り返して行います。
覚えていない単語を読み込んでいきます
最後のページまで行ったら最初に戻り、覚えていない単語をチェックします。再度覚えていない単語だけを覚えていきます。3〜5回おこないます。
この時点で覚えていない単語はかなり少なくなっていると思いますので、さほど負担は重くないです。
例文付きの単語を覚えるとき
例文付きの単語も単語帳をつかって覚えていくのが効率的です。
例文が付いているもので、ぱっとみて知らない単語が40〜60%の範囲がおすすめです。自分が使いやすそうな単語帳を選びます。
もちろん単語帳には動詞だけでなく、名詞や形容詞もありますので合わせて覚えていきます。
「キクタン」の単語帳は、見開きの左側に単語とその意味、右側に例文とその意味が載っています。
以下のような感じです。
[単語と日本語の意味]
actualité | 現状 |
affaire | 用事 |
affiche | ポスター |
ambiance | 雰囲気、環境 |
apparence | 外見 |
[例文ページ]
Il commente l’actualité politique à la télévision. | 彼はテレビで政治の現状についてコメントしている。 |
À demain les affaires sérieuses. | 厄介ごとは明日にまわして、きょうは楽しもう。 |
Le mur de la gare est tapissée d’affiches de ce concert. | 駅の壁はこのコンサートのポスターで覆われている。 |
une ambiance de fête règne dans la ville. | 町に祭りの雰囲気がみなぎっている。 |
Il ne faut pas juger les gens sur l’apparence. | 人を外見で判断してはいけない。 |
- 100単語ずつに分ける。これを1グループとする。
- 単語と例文の意味を理解する。
- 例文を発音しながら読む。
- 単語のみを読む。
- 次のグループにすすむ。本の最後まで行う。
- 本全体を読む。
100単語ずつ分ける
この単語帳は512語含まれているので、約100語ずつに区切ります。これを1グループとして、5グループ作ります。
単語と例文の意味を理解する
1グループずつすすめていきます。
単語単体と例文を読み理解していきます。覚えなくてもいいので、単語と例文を発音していきます。
例文を発音しながら読む
例文だけ声に出しながら読んでいきます。
単語は使えないと意味がないので、口から出てくるように発音しながら覚えていきます。
これを繰り返します。
単語を発音しながら読む
次は例文ではなく、フランス語単語を発音しながら読む。日本語の意味が思い浮かばなかったら例文をみます。
すぐに意味が思い浮かんだとしても、何度も繰り返します。分かっている単語も飛ばしません。
これも覚えるまで繰り返します。
例文や単語はちゃんと覚えるまで何度も繰り返します。それぞれ10回ほど繰り返せば覚えています。2〜3回では覚えれません。何度も何度も覚えるまで繰り返します。
次のグループにすすむ
最初の1グループ目の100語が終わったら、次のグループにすすみ、上記を繰り返します。
最後の5グループまで本の最後まで行います。
本全体を読んでいく
最後のグループまでやり終えたら、1〜5グループを通して読んでいきます。単語だけでいいです。
どの単語もスムーズに意味が分かるようになったら、終わりです。
以上、種類別の単語の覚えかたでした。