リヨン郊外にあるちょっとかわった美術館を紹介します。
最初に訪れたとき、かなりの衝撃を受けました。芸術って自分の想像を軽く超えるんだなぁと。
リヨン市内・近郊の美術館のなかで、Facebook上のいいね!が一番多い美術館なんだそうです。ってこの美術館内に張り紙がしてありました(笑)インパクト大!一度行ったら忘れられない美術館です。
その名も La Demeure du Chaos カオスの館
名前もパンチが効いてます。
美術館の紹介
リヨン近郊のモンドール Mont-d’or という小さな町の穏やかな住宅街の中に、突然現れます。
お隣さんは普通の住宅です。リヨンから離れていて、こんな不気味な外観にもかかわらず、観光客がものすごく多いんです。
野外美術館です。外壁からアート。
↑中央下には日本のことがちらっと書いてありますよ。分かるかな。
この骸骨、高さ2メートルくらいの巨大なもの。これも外から見えるので近所の住民は不気味だろうなとか。
美術館の外側だけでもインパクトが大きすぎてお腹いっぱいなんですが、内部もまたすごいです。
いたるところに巨大ガイコツ。
美術館内には政治家や有名人、凶悪犯罪者の似顔絵がいたるところにあります。日本人でも知っている人も多いですよ。
フランソワ大統領が描かれているのは、フランスのシンボルである飛行機。フランソワ氏が赤い道具入れの中の道具を使って飛行機を修理しようとしているけど、うまく直らない。フランスを立て直そうとしているけど、全然良くなってないよ!っていう皮肉なんだそう。
Chaos カオスは「混沌」「無秩序」っていう意味ですが、意味は知っていても経験ってあまりしたことがない単語ではないでしょうか。日本やフランスで普通に暮らしていてもカオスだ!って感じることは全くないとおもいます。
ここではカオスを感じることができます、カオスってこういうことを言うんだということを。
これがカオスなんだと。
行ってみての感想は、印象に残りすぎるくらいのインパクト。正直、リヨンの各美術館は美術の知識のない人には少々ハードルが高いんです。教科書に出るような有名どころの作品はないので、印象に残りにくい。一方、カオスの館は美術に興味ない人でも楽しめる。
女性には少し不気味に感じるかもしれないけど、訪れる人はものすごく多いです。女性同士も多い。観光客でわざわざ来てるっていう人もいます。小さな売店があるんですが、そこでこの美術館の写真集が売っているんですが、これがまた売れてる様子。
わたしたちもすでに半年で2回も訪れている。定期的に似顔絵が変わっていっている見たいです。こんな美術館が無料で楽しめるなんて最高だ。
リヨンに住んでいる人も旅行で来る人も行く価値はあります。
カオスの館 La Demeure du Chaos
- 時間:土曜・日曜 14:30~18:30
- 料金:無料
- 住所:17 rue de la République, 69270 Saint-Romain-au-Mont-d’Or
- バス:43番 / St Romain centre のバス停のすぐ前
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