材料・道具

フランスの砂糖|甜菜から作るヴェルジョワーズとは?

フランスの砂糖の種類と使い方

フランスの砂糖は日本のと同じように、サトウキビから作る白砂糖が主流です。ただ、フランスではヨーロッパで採れるテンサイで作る砂糖もあります。

今回は、お菓子の材料のひとつ、フランスの砂糖について紹介します。甜菜から作る砂糖は日本ではあまり見ませんし、茶色の砂糖はさまざまあるし、どっちの砂糖かよく分からないことも多いです。今回は、フランスの砂糖についてはっきりさせます。

砂糖の種類

砂糖にはサトウキビテンサイ(甜菜)から作られる2種類のものがあります。

サトウキビで作る砂糖がもちろん主流なのですが、北フランスでテンサイが栽培できるため、テンサイ由来の砂糖も由来の砂糖も一般的に販売されています。

サトウキビ由来

サトウキビ(Canne à sucre)は主な砂糖の原料で、熱帯雨林気候の地域で採れる多年生の植物です。日本もフランスもサトウキビから作る砂糖が主流です。

Sucre semoule

グラニュー糖のこと。お菓子作りにはこの白いグラニュー糖を使います。すっきりとした甘さがあります。

Sucre glace

粉砂糖のことです。少しの水分で溶けてしまうため、それを防ぐためにでんぷんなどを添付している場合もあります。

Sucre roux de canne / cassonade

赤砂糖・カソナードのことで、未加工なままのサトウキビから作った砂糖です。色は茶色をしています。

茶色だとテンサイ由来と勘違いしてしまいそうですが、パッケージに Canne(サトウキビ)って書いてあれば、サトウキビ由来の砂糖です。

こちらはフランスでも有名なカソナードです。わたしもよく使っています。Amazonで売られています↓

ペルーシュ カソナード 750g

Sucre muscovade

黒砂糖のことで、完全に精製されていないサトウキビから作った砂糖。日本の黒砂糖もサトウキビを煮詰めて作ったものなので、ほぼ同じものです。

テンサイ由来

テンサイ(Betterave sucrière)はフランスでよく使われる砂糖のひとつです。

白くて大根やカブみたいな形をしている植物です。北フランス、オランダやベルギーなどのヨーロッパ、ロシア、中国、アメリカで採れます。

Vergeoises

Vergeoises(ヴェルジョワーズ)とは甜菜から採れた精製されていない砂糖のこと。精製していないのでやさしい甘さがします。

日本でもAmazonでフランス産ヴェルジョワーズが買えます↓

ヴェルジョワーズ ブリュン(てんさい糖) / 500g

日本だとカソナードとヴェルジョワーズが同じ「粗糖」として扱われることもありますが、原料が異なります。どちらも茶色い砂糖ですが、カソナードのほうが少し薄めで、グラニュー糖のような結晶をしていて、ヴェルジョワーズは濃いめの茶色です。

いかがでしたか。今回はフランスの砂糖について紹介しました。フランスで採れる砂糖ヴェルジョワーズもぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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kico

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コメント

    • ni
    • 2019年 1月 08日

    >甜菜から作る砂糖は日本ではあまり見ませんし、

    最近は日本でもふつうの上白糖より少し高い程度でテンサイ糖は普通にお砂糖コーナーに売ってますよ~(ほぼホクレンのものですね)。グラニュー糖タイプもあります。現在お砂糖市場の3割がテンサイ糖です。

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