ひきつづき、フランスのビジタービザの申請に必要な書類の紹介です。
ビジタービザはフランスでは働くことができないビザなので、十分なお金は持っていってねっていうことなんでしょう。1年間は働かなくっても生きていけるだけの資金をもっていることを証明しなければいけません。
経済証明とは
SMIC(フランスの最低賃金)の年額に相当する滞在資金(17,344.60ユーロ=約250万円)があることを証明する必要があります。
原則として、申請者自身の経済証明書の提出が必要(申請日より1カ月以内に発行された申請者名義の銀行の残高証明書)
特例として、申請者のフランス滞在費の正式な保証人となる、第三者の経済証明書の提出も可。その場合は下記の書類を提出すること。
- 保証書
- 1カ月以内に発行された保証人名義の残高証明書
- および過去3カ月分の給与証明書、または労働契約書、もしくは定期的に収入があることを証明する書類
17,344.60ユーロ=約250万円と書かれていますが、わたしの申請時のレート(約123円)だと17,344.60ユーロ=約210万円なので、40万くらい安くなります。250万円もないわっていう場合は、ユーロ建てにして証明書を作ってもらえば安く抑えられると思います。狙い目?為替次第で40万円も変わるのかっていう衝撃。
わたしはゆうちょ(郵便局)で残高証明を作ってもらいました。円建てとドル建てを選べることができます。ユーロはなしです。円建てで作ってもらいました。510円で即日(20分くらい)で発行してくれます。
注意としては、前日までの残高で証明書を作るので、前日までに必要な金額を入金しておく必要があります。
と、ここまでの経済証明はお金さえあれば、それだけでOKです。
補足:第三者の経済証明とは?
自分の分の経済証明さえあれば大丈夫なのですが、念のために第三者の経済証明も提出しました。彼が準備してくれました。
ビジタービザ申請書類にも「特例として、第三者の経済証明の提出も可」と書かれてあります。でも、この「特例」の場合ってどういうときなんでしょうね。この特例の場合の経済証明ではビザは許可されないようです。
この書類が必要な方もいるかもしれないので紹介します。
ちなみに、フランス語と日本語のリストでは項目が違っているようです。似ているんですがちょっと違う。今回はフランス語版で説明します。
a) attestation bancaire datant de moins d’un mois
「1ヶ月以内の日付のある銀行証明」とあります。日本語にすると分かるようで分からないですが、要するに「お金を十分にもっていますよ」っていう証明のことだと思います。
彼の場合は保証書を作ってくれました。
保証書は自分で作ります。内容は、
「わたしは〇〇で働いています、〇〇と言った立場で保証します。わたしが養っていけるほどの経済状況です。」
というようなことを記載していました。
会社のロゴ入りの書類用紙に書かれてあり、会社の上司のサインも書かれてありました。
b) et copie des 3 derniers bulletins de salaire ou copie du contrat du travail ou tout document attestant qu’il perçoit des revenus réguliers.
「3ヶ月分の給与証明のコピー、または労働の契約書のコピー、定期的な収入を受け取った証明書」です。
会社員の場合は給与証明です。直近の3ヶ月間のものではなく、2〜3ヶ月前からの3ヶ月分で大丈夫でした。そもそも先月分とかの分はないみたい。
以上です。
ビザ申請はどうしても慎重になりがちです。わたしは遠方に住んでいるし、再度の申請はめんどくさいので、念のための書類を準備していました。
参考になればうれしいです。
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Kico様
はじめまして。
フランスのビザについて調べていてこちらを発見出来ました。
私は今年の11月からStrasbourgで待っているフランス人の彼氏と生活を始める予定です。
私のフランス語 はbébé以下なので、色々準備に悪戦苦闘しております。
Kico様の貴重な経験を参考に、私もビジタービザ申請を乗りきります。
これからも楽しく拝読させてください。
渡辺さん、はじめまして!
コメントありがとうございます。
ストラスブールで彼氏さんが待っているんですね。とても楽しみですね!!
ビザの申請は複雑そうで混乱しそうですが、大使館のホームページを熟読すればそんなに難しいことではなさそうですよ。わたしからのアドバイスは(←エラそうに…)、当日は化粧して上半身だけでもきれいな格好で行くことです。写真を撮られてそれがパスポートに残るんです…。
申請の準備がんばってくださいね!
これからもどうぞよろしくお願いします。 kico
購読登録に失敗してしまいました
ひえ〜!すみません。わたしもよく分かっていないのに読者登録機能がついているんです。
たまに訪問いただけると、時々更新していますので、ブックマークか何かで訪問していただけると助かります。すみません! kico
Kico 様
お返事下さってありがとうございます。
私の出国日は11/25なのですが、こちらを読んだいきおいで今朝フランス大使館に11/1でrandez-vous しました。早すぎず遅すぎずを狙ったのですが、どうなんでしょうね。
彼を1年間待たせてしまったので早くフランスへ行きたいです。
それではKico 様、 Bonne journée et bonne nouvelle semaine à vous aussi
渡辺さん、こんにちは。
返信ありがとうございます。
3週間前なので、なにも不備等がなければ大丈夫だと思います。大使館の職員の方も出発日を必ず聞いてきます。
1年も待っててくれるなんてやさしい彼ですね〜。それはどうしても早く行きたいですね。
では、申請の準備などがんばってください。ではまた。 kico
Bonjour!
以前コメントさせて頂いてから、ずっと拝見しております。
無事、滞在許可が下りたようで良かったですね。
ところで、私もビジタービザで再渡仏しようと思っています。
第三者の経済証明を彼にお願いしているのですが
必要書類が日本語とフランス語で違うのであれ?と思っていました。
日本語の方には無い保証書は、そうやって作ることも可能なのですね!
参考にさせて頂きます。
ちなみに、kicoさんの彼の銀行証明も提出されましたか??
お忙しい所申し訳ないのですが、返信頂けると嬉しいです。
宜しくお願いいたします。
Kiccoさん、こんにちは!
またまたコメントありがとうございます。うれしいです。
わたしの場合は、彼の銀行証明は提出していません。記事内の通り「証明書」「3ヶ月の給与」の書類を提出しました。
ちなみに、相手の経済証明だけではなく、ご自身の経済証明を出さないとビザがおりないという情報もあります。このブログ内のどこかのページ(忘れてしまってスミマセン)にコメントをいただいています。絶対にそうとは言い切れませんが、念のためにご注意ください。
ビジタービザの申請がんばってくださいね。日本での申請はフランスでのもろもろに比べるとまだマシです(苦笑)
では、暑い夏を乗り切っていきましょう!!
Kicoさん、bonjour
無事にビジタービザがおりました!
アドバイス本当にありがとうございました^^
大使館のスタッフも親切丁寧な方に当たってラッキーでした。
渡仏したら、また移民局等々フランスでの手続きがあるので大変ですが頑張っていこうと思います。
御礼が遅くなりまして申し訳ありませんでした。
Bonne journée!
Kiccoさん、こんにちは。
ご丁寧にご連絡をいただき、ありがとうございます。
無事にビジタービザがおりたとのこと、よかったですね!おめでとうございます。
確かに手続き等はほんとうに大変ですが、フランス生活を楽しんでいきましょう!
kico
kico様はじめまして。
maniと申します。
ビジタービザを申請するために色々わからないためkico様のブログを拝見させていただいております。分かりやすく感謝です。
経済証明についてなんですが彼の親が全て書類を提出してくれたんですがその際の保証書のレターって原本も必要なんでしょうか?住居証明の際の保証書のレターも原本が必要なんでしょうか?
是非とも教えていただきたいです!
他の方のコメントも拝見させていただいたんですが自分自身の経済証明も必要なんでしょうか…涙
maniさん、コメントありがとうございます。
原本の件ですが、大使館の書類に「原本」が必要と書いてあるのであれば、必要です。
また、他の方からいただいたコメントによりますと、自分自身の経済証明も必要なようです。わたしは自分の経済証明を提出したので、提出しなかった場合にどうなるのかは経験していないため、はっきりとしたことが申し上げれません。
大使館の発表している情報を隅々まで読むことをおすすめします。申請がんばってくださいね。kico
はじめまして
突然のメール失礼いたします
今ビジタービザを取得しようと書類を集めているのですが
宣誓書って必要なんですか?
在日フランス大使館のビザ申請書類フォーマットを探しても出てこないのですが
もしフォーマットをお持ちであればいただけませんでしょうか?
お忙しいところ宜しくお願い致します