これは去年の春くらいにやっていた読解力をつけるためにやっていた勉強です。
最近、フランス語の本や新聞が簡単なものであれば、ある程度スラスラと読めるなぁと感じてきています。おそらくこの読解の勉強って効果があったんじゃないかと思うので、わたしのやり方を紹介します。
使った教材
わたしはこのテキストを使ってフランス語の授業を受けていました。
フランスでは有名で主に語学学校で先生から習うためのテキストです。レベルはA1からC!/2まであり、わたしが使ったものはB1のテキストです。項目の最初のほうはB1レベルなのですが、後半には一個上のB2の入口レベルに上がっていきます。
Alter ego+ 3(日本のAmazonにもあります)
このテキストはフランス語を教えてくれる先生がいる場合に使い、通常独学で使うものではありません。
わたしの読解の勉強のしかた
わたしはノートに書いて勉強するのが好きみたいで、めっちゃノートに書いて勉強しました。
その当時、読解が苦手で文章を読むということがぜんぜんできてませんでした。だから、フランス語の文章は全部ノートに書き写しました。
1回の授業で習うのがテキスト2ページ分だったので、前日には2ページ分のテキストのフランス語の文章を全部書き写していきました。平日だけですが毎日授業を受けていたので、予習がすごく大変でした。
フランス語の文章を書き出したら、わからない単語を調べて意味を書いて、分からない文法を調べて、分からない時制も調べて、一文を頭の中で日本語に訳していきました。
日本語の意味をノートに書かなかったのはただめんどくさかっただけ。
予習が終わったら授業を受けて、先生の訳す日本語訳と照らし合わせていきます。文法や構造の説明などもノートに取っていきます。
まとめると…
- フランス語の文章をノートに書く。1行あけて書きます。
- 単語の意味、文法、動詞の時制、文の構造を自分なりに理解する。
- 先生の解説、日本語訳で確認する。
フランス語は黒、単語はピンク、動詞は青、日本語は赤という風にあらかじめ色分けしておくと分かりやすいです。
わたしは授業を受けてましたが、日本語訳のある本などであれば独学もできます。
上記のようなフランス語のテキストは新聞記事などが多用されているため、下記のような難しめの読解本がおすすめです。
ル・モンドで学ぶ時事フランス語(Amazon)
フランス語の文法構造を理解する
文章を完全に意味の通る日本語に訳せるまであきらめないようにしてました。なあなあに訳して分かった気にせず、ちゃんと構造を理解してました。
例えば、テキストに出てきた一文です。
Ce qui devait être un magnifique projet porteur d’une dynamique forte envers les étranger renouvelable, initie à l’université avec de nombreux étudiants, porté par des bénévoles pendent des années puis par des petits actionnaires qui se sont ressemblés partout en France, risque de se terminer très bientôt si rien n’est fait et si une véritable mobilisation citoyenne n’a pas lieu. [alter ego +3]
これが一文なので、すごい複雑な文章です。
フランス語のテキストってこんな高尚な文章が多いです。きらーい。これをB1の学習者に読ませるんだからイヤになる。
と、キレつつも、ちゃんとひとつひとつ丁寧に読解していきます。
長い主語だったり、複雑な文章ですが、きちんと意味や構造を取っていけば必ず理解できます。フランス語にはイレギュラーな文法や構造はありません。
いや、そもそもレギュラーなことが複雑なんだけど…、といいたいけど。
わたしの読解ノートの書きかた
意味の分からないフランス語単語はピンクの蛍光ペンでかこって意味を下に書いています。このときは動詞の活用がぜんぜん分からなかったので、動詞には水色の蛍光ペンを引いています。
長い文章は区切って( / )いき、文法の構造が分かるように理解していました。
il/elle, le/la/les, en, y がどの単語を指しているのかもいちいち書いてました。
さすがに、問題まではノートに写さず、直接テキストに書いていきました。テキストは汚して使う派です。
テキストの最後のほうは直接テキストに書いていきました。そのころにはノートに書かなくてもある程度分かるようになってきたみたいです。
このとき、分からなかった単語は単語帳にまとめたり、あとで単語だけ復習したりっていうことは一切してなかったです。毎日授業を受けてたので、時間がなかったっていうのが本音ですが。時間があれば単語も覚えていくと効率がいいです。
今ノートを見返えしてて、このときめっちゃ書いた単語を覚えているのも多くって、この時覚えた単語なんだなぁってしみじみ思い出してます。
まとめ
この読解の勉強をやるまではフランス語の文章を読むのは苦手でした。読んでみて分からないのは自分の文法力と単語力がまだまだ足りないんだなと思ってましたが、ほんとうに足りないのは文章を読み解く力です。
フランス語の新聞も難しい文法で書かれている訳ではなく、使っている文法は初級程度の簡単なものも多いです。ただ、構造がちょっと複雑に書かれているだけです。ですので、ひとつひとつ丁寧に読み解くという練習をすれば、そのうちフランス語の文章も読めるようになってきます。
実際、今、わたしが書いたノートやテキストを見返すとこんなことも分からなかったんだぁとちょっと新鮮な気持ちになります。どうやら進歩はしているみたい。
フランス語の新聞を読むのが苦痛というかたや文章を読むのが苦手なかたは、ぜひ読解の勉強してみてはいかがでしょうか。
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kicoさま
はじめまして
ブログ楽しみに拝見しています。
私は、フランス語を気分で勉強していますが、いつもkicoさんの勉強方法にすごいなあと…
私もkicoさんと同じように、フランス人のパートナーがいます。でも、彼が日本語に堪能であることに甘えてしまい、フランス語勉強は…… です
フランス語だけではなく、何に対しても前向きに努力をされているkicoさんの事を見習わねばと思いながらも出来ない私です。
その、パワーはどこから出て来るのですか??
変な質問失礼しました
これからも、ブログ楽しみにしていますね
らべるさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
わたしのブログは前向きに見えてることにちょっと驚いています。ぐるぐるとフランス語が使えないことを書いてたので…。
パートナーさんが日本語堪能なんてとても羨ましいですー!
わたしのフランス語へのパワーは彼やフランス社会でケンカした時にちゃんと主張したいっていうネガティブなところから来ています。意外にネガティブな思考ってモチベーションになります、わたしの場合。
でも、きっかけひとつですね。勉強にハマるのは。
一緒に頑張りましょう〜 kico
kicoさん、初めまして。いつもブログ楽しみながら読ませていただいています。特にkicoさんのフランス語の勉強方法はとても実用的で参考にさせて頂いてます☆
私も現在フランス語を勉強中なのですが、実際に覚えた単語が、自分が会話で使えるかは別問題なんだなと気づく今日この頃です。。。kikoさんは覚えた単語を日常会話で使いこなせるレベルに引き上げるために何か実施されていることはありますか?よろしければ、教えて頂きたいです。よろしくお願いします。
桃子さん、コメントありがとうございます!
そうですよねー、フランス語の単語を記憶するのと口から出てくるのは別物だと思ってます。
わたしは覚えた単語を口から出すには、声に出して発音するようにしてます。無言で頭の中で覚えた単語はなかなか口から出てこないんですよね。
あとは、自分で文章を作って独り言を言ったりもしてます。
とは言え、それでも忘れてしまうので、単語には悪戦苦闘しながら覚えていっています。
一緒にフランス語の勉強頑張りましょうね〜! kico
kicoさん、返信ありがとうございます。参考にさせていただきます☆
単語を無言で覚える方法には、デメリットがたくさんありますよね。。
無言で覚えてしまった結果、発音が間違っていて全く通じなかった悔しい経験があります^^;
kicoさんのブログ、これからも楽しみにしています!
kicoさん、こんにちは。
私は、フランス語を始めました。
質問なんですが、kicoさんは何の辞書を使っていましたか?
辞書の使い方がわからないので、kicoさんはどうやって辞書を使っていたのか是非教えてほしいです。
フランス語の勉強の仕方がよくわからなくて・・・。
Kicoさんの、フランス語の勉強方法参考にさせてもらってます。
これからもブログ楽しみにしています。
まやさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
フランス語の勉強始められたのですね!ようこそー
辞書ですが、日仏のはスマホにインストールしたものと仏仏は紙辞書を使っています。
辞書の使い方は、知らない単語が出てきたら調べるのみで、マーカーを引いたりとか単語帳を作ったりとかはは全くしてません。
私も最近フランス語を再再開しました…。一緒にがんばりましょうねー!kico