ようやく先週、語学学校の試験が終わりました。マジで疲れ果ててしまったよ。だって、全然できてないから…。もうフランス語さえキライになりそうな勢いです。
まぁ、そんなグチはさておき、試験期間中もしっかりごはんを作っていたわたしはエラいと思いたい。
今回は試験中でも意外に簡単に作れてしまう料理、ブッフブルギニョンの作りかたを紹介します。わたしの得意なただ煮込むだけ系な料理です。
ブッフブルギニョン(Boeuf bourguignon)とは、直訳するとフランスの「ブルゴーニュ地方の肉」ですが、ブルゴーニュ地方はワインの名産地でその赤ワインで牛肉を煮込んだ料理のことです。
名前は難しそうですが、牛肉と野菜を赤ワインに漬けて放置、その後煮込むという分かりやすい作りかたです。今回のは一緒に煮込む野菜を捨てましたが、普通の家庭では一緒に食べるんだそうです。そりゃそうですよね、もったいない。
一緒に煮込む野菜を捨てると上品でお客さんを招待できる料理になり、野菜を一緒に食べる時は家庭のごはんって感じです。
ブッフブルギニョンの材料
4人分です。
牛肉(肩ロース) | bœuf pour bourguignon | 1kg |
赤ワイン | vin rouge | 1本 |
玉ねぎ | oignons | 1個 |
にんじん | carottes | 2本 |
セロリ | céleri | 1本分 |
にんにく | ail | 2かけ |
トマトペースト(濃縮トマトソース) | sauce tomate concentré | 大さじ2 |
バター | beurre | 10g |
小麦粉 | farine | 大さじ2 |
塩・胡椒 | sel et poivre | 少々 |
ブーケガルニ | bouquet garni | 1セット |
マッシュルーム | champignons | 100g |
- ブーケガルニは市販の乾燥ハーブでも代用できます。bouquet garni と書かれたハーブ瓶が売っています。
- フランスにはブッフブルギニョン用の牛肉が売られています。bœuf pour bourguignon と表示されているので分かりやすいです。
ブッフブルギニョンの付け合わせ
今回のレシピでは一緒に煮込む野菜を取り除いていますが、ブッフブルギニョンはフランスの家庭料理なので、家庭では野菜はそのまま煮込んで食べることが多いようです。野菜を食べる場合は付け合わせは必要ないかもしれませんが、肉とソースだけで食べる場合に合う付け合わせは太麺のパスタ(Tagliatelle)が多いようです。
食べるタイミングで、パスタをゆでて準備しておきましょう。
ブッフブルギニョンの作りかた
- 玉ねぎ、にんじん、セロリは乱切りにする。にんにくは半分に切る。野菜は食べないので適当な大きさに切って大丈夫です。
2. ボウルに赤ワインと①の野菜、ブーケガルニを入れ、ラップをして冷蔵庫に一晩〜1日置く。
3. 肉の水分を取り、小麦粉をまぶす。煮込み用鍋にバターを入れ熱し、牛肉の表面に焼き色を付ける。火は中火。
4. 牛肉を取り出し、玉ねぎ、にんじん、セロリを中火で炒める。トマトペーストを加え、さらに炒め、焼き色を付ける。
5. 赤ワインを注ぎ、ブーケガルニと牛肉を加え、弱火で2時間ほど煮込む。
6. 牛肉を取り出し、ソースを漉す。野菜類とブーケガルニを取り除く。
7. ソースと牛肉を鍋に戻し、マッシュルームを丸ごと加え、煮込む。味を見て、塩・胡椒で味を整える。
8. とろみがついたら、できあがり。
ブーケガルニだけを取り除き、野菜をそのまま煮込んで召し上がっても大丈夫です。今回のはちょっとよそ行きなブッフブルギニョンにしてみました。
時間はかかりますが、ただ煮込むだけなので、意外に簡単にできあがります。
ぜひ試してみてください。
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