日本でもおなじみのミルフィーユですが、日本のものとフランスのミルフィーユとでは似てるんですが結構違いがあります。今回は、フランスの定番であるミルフィーユを紹介します。
Mille feuille とは?
フランス語でミルフィーユは Mille feuille と書き、「ミルフォイユ」というような発音をします。Mille feuille とは「千枚の葉っぱ」という意味で、パイ生地の層が積まれた葉っぱのように見えることから来ています。
日本語のとおり「ミルフィーユ」とフランスで発音すると「千人の少女(Milles filles)」と聞こえてしまいますので注意しましょう。
フランスのミルフィーユは、パイ生地(パット・フォユテ pâte feuilletée )とカスタードクリーム(クレーム・パティシエール crème pâtissière )を重ねてたお菓子です。通常はふくらむパット・フォユテ生地を焼成中に鉄板をのせてふくらむのを抑えることで生地がカリカリとして香ばしくなります。
作られはじめた頃のミルフィーユは、バニラとラム酒で香り付けしたカスタードクリームを挟んで、上には杏ジャムを塗ってフォンダンを引き、側面にはスライスアーモンドを飾ったものでした。今でもその形はほとんど変わらないまま残っています。
下記の写真のように、ミルフィーユの上部にはフォンダンを塗り、チョコレートで矢羽模様を飾っているのが定番のデザインです。
また、アレンジして中にフルーツが入ったものなども見られます。
フランスのミルフィーユは日本のものより2〜3倍ほど大きく、生地がカリカリしていてざっくりとした食感があり、甘味が強く、食べ応えのあるどっしりとしたお菓子です。フランス人にとっての定番のお菓子でとても人気です。
家庭での食べかたは、ミルフィーユを横に倒し、ナイフで断面を切り、手でつかんで食べます。生地が堅いのでできる食べかたですね。
ミルフィーユのフランス流の食べかたについては、「フランス人によるミルフィーユの美しい食べ方かた」をご覧ください。
生地
- パイ生地 Pâte feuilletée パット・フォユテ
クリーム
- カスタードクリーム Crème pâtissière クレーム・パティシエール
材料
- パット・フォユテ( Pâte feuilletée ):小麦粉、水、塩、バター
- クレーム・パティシエール( Crème pâtissière ):牛乳、バニラ、卵、砂糖、プードル・ア・クレーム
- フォンダン( Fondant )
- チョコレート( Chocolat )
どこで買える?
- パティスリー Pâtisserie
- ブーランジュリー Boulangerie
素朴なお菓子ですので、どのお店にも置いているはずです。ミルフィーユの表面は矢羽模様の模様をしているのが定番です。
どうやって誕生したの?
- パティシエ考案
詳しいフランスのミルフィーユの誕生までの歴史については「ナポレオンも食べてた!?ミルフィーユ誕生の歴史」をご覧ください。
フランスのミルフィーユの記事
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