フランスには2月ごろにある マルディ・グラ Mardi gras に合わせて、フランスではビューニュという揚げ菓子を食べる習慣があります。
ビューニュってなに?という方は「ビューニュ*フランス・リヨンの地方菓子|砂糖まみれの止まらないお菓子」をみてねー。
1月いっぱいはガレットデロワがパン屋・お菓子屋さんに並んでいるんですが、1月末になると徐々にビューニュが並び始めます。今年は1月20日頃にスーパーマーケットに並んでいるのをみて、1月末にパン屋さんに並んでいるのをすでに見ました。フランスは12月のクリスマスの頃から甘いお菓子を食べる行事が続いて、ほんとによくなにかと理由をつけてお菓子を食べるようになります。
今回は、ビューニュの仲間のベニエ Beignet という揚げ菓子を紹介します。
ベニエ Beignet とは?
ベニエはパン生地生地を油で揚げた揚げ菓子のことを指します。Beignet(ベニエ)とはフランス語で「揚げた生地」という意味です。
リヨンのビューニュも同じベニエと呼ばれるものです。地方によってベニエの呼び方と形が違うだけなんです。
丸く丸めたパン生地を揚げたもので、中にジャムやチョコレートクリームやヌテラがたっぷりと詰めて、表面に粉砂糖をふったものが主流です。ジャムはフランボワーズやモモ、アプリコットなどさまざまなフレーバーがあります。
ミスドのドーナツでいうと、丸くて中にクリームの入った「エンゼルクリーム」のような形ですが、重さはミスドのものよりもずっしりとした重さがあります。食感も軽いドーナツではなく、生地はミスドのよりも目の詰まった生地で食べ応えがあります。
ドーナツのように真ん中に穴は開いていません。
ひとつ食べるとお腹いっぱいになって、女子だったらおやつに食べると夕飯が食べれなくなるくらいのインパクトはあります。
ジャムの入ったベニエは、夏の海岸でよく売られているのを見ます。夏の海岸では定番なんだそうです。海岸でのおやつなんですかね?あんまり夏のイメージはなかったのでちょっとびっくり。
どこで買える?
パン屋さんに売っています。ほとんどのパン屋さんには置いていると思いますが、すぐに売り切れるからか、あんまり見ないんですよね。
パティスリーにはまず置いていないです。タイミングよくパン屋さんで見かけたら、ぜひ試してみてください。2ユーロ前後で買えます。
ベニエの形

細長いベニエ

中身
見た目よりもたっぷりとチョコレートクリームが詰まっています。

チョコレートのベニエ
果物のジャムが詰まったものが多いんですが、揚げ菓子にはクリーム系のほうが合うと思うんですよね、わたしは。ジャムだと合わないジャムもあるんですよね。チョコレート系だと間違いなくおいしいです。もういくつベニエを食べたことか…。これは結構なカロリーなので太るお菓子だと思う。
もうそろそろ揚げ菓子ベニエやビューニュがパン屋さんに並びはじめます。楽しんでね〜 Enjoy !
フランスの揚げ菓子ビューニュいろいろ
- ビューニュ Bugne|マルディ・グラに食べるフランス・リヨンの地方菓子
- ブーランジュリー2月のお菓子ビューニュを試してみたよ|リヨン郷土菓子
- オレイエットってなに?|イゼール地方でも見つけたカーニバルの揚げ菓子
- 今年食べたビューニュ|一番おいしかったお菓子屋さんはどこ?
おすすめ関連記事
あの…
私はフランス人ですが、2月のマルディ・グラ はベニエじゃなくて、クレープですよ?
ベニエは夏季に砂浜で食べるものです。