むかし、ミルフィーユはフランス皇帝ナポレオン・ボナパルトが好きなお菓子だったといううわさが出回っていたそうです。実際、英語でミルフィーユはナポレオン napoleon ともいうそうです。
でも、このうわさはまったくのでたらめで、ナポレオンの時代にはまだミルフィーユは作られていませんでした。
フランスのミルフィーユが誕生した由来を紹介します。
ミルフィーユの誕生の由来
ミルフィーユが誕生したのはナポレオンの時代が終わって半世紀ほど経ってからのことでした。
1867年、パリのベック通り(rue du bac)にあるパティスリー Seugnot ではじめて考案されました。
ザクザクとしたパイ生地とカスタードクリームの組合せが絶妙だということで、多くの人々に賞賛され、ミルフィーユは広まっていきました。
ミルフィーユの名前は、生地の層がふくらむことから来ています。たくさんの層にふくらむ生地をみて、このパティスリーのシェフ(De Dubose )が千枚の葉っぱのようだと表現したことから Mille feuille (千枚の葉)と名付けました。
それから150年以上経った今でも、形や材料はほとんど変わらず愛されているお菓子です。
フランスのミルフィーユの記事
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1867年、パリのベック通り(rue du bac)にあるパティスリー Seugnot ではじめて考案されました。
とありますが、その原型はナポリのお菓子が入ってきたものでナポリ風=ナポリタンとして伝わり、
それがヨーロッパ他国に広まる際、ナポリタン→フランスから来たお菓子ナポレオンに転じたものと何かで読みました。
真偽はどうなんでしょう。
またフルーツを入れたものも作られましたが、サクランボを使っていたためナポレオンと呼ばれたという説の方が納得できますが・・・。(ヨーロッパで広く栽培されているサクランボの品種名がナポレオン)
一応、フランス語で書かれた辞書や文献をもとに由来を書いているのですが、本によっていろんな由来話があるので、どれが本当なのかは分からないです。(正直なところ)
有名であればあるほとそういう話も多いし、国によってみ捉え方が違うこともあります。それを含めておもしろいんだと思います。