フランス生活

フランスでピルを処方してもらうまでの流れ

フランスでピルを処方してもらうまでの流れ

今回はピルの話です。

ピル pilule はフランス語では錠剤のことを指したりもしますが、今回は経口避妊薬のことです。それってなに?というかたはグーグル先生に聞いてみてください。

わたしは日本からピルを数ヶ月分持ってきたんですが、もうすぐ切れそうだったのでフランスで処方してもらいました。

フランスでピルを処方してもらうまでの話です。

今、わたしはビジタービザで滞在しているので、フランスの健康保険には加入していなくって海外旅行保険と日本の医療保険に加入しているだけです。なので、フランスで処方箋の必要なピルが処方してもらえるのか心配してました。もし、同様に心配な方がいらっしゃいましたらどうぞ参考にしてください。

フランスでピルを処方してもらうまでの流れ

1. 医者の元で処方箋を出してもらう

ピル pilure には医者の処方箋 l’ordonnance が必要です。まずはピルを処方してくれる医者のところへ行きます。わたしの場合は、彼のかかりつけの一般医 médecin généraliste へ行きました。日本だと産婦人科といった病院って言われるところに行くんですが、フランスではこういった処方箋を出してもらう場合は一般医やかかりつけ医の元へ行きます。Hôpital ではなく chez le médecin です。

名前や住所などの個人情報を聞かれた後は、過去の病気の有無や健康状態についての質問をされます。もちろん、フランス語で質問されるんですが、ゆっくりと分かりやすい言葉を使ってくれました。その後、血圧や心音を検査しました。

ちなみに、日本の産婦人科で処方してもらった際には、女性特有の病気の確認や触診などのもっと具体的な検査がありました。

最後に、ピルの処方箋を書いてもらい、受けとったら終わりです。処方箋には1年分のピルが購入可能と書かれているので、1年間はこの処方箋でピルが購入できます。

2. 血液検査をする

つぎに、医療研究所 Laboratoire へ行き、血液検査をします。わたしが行ったのは Laboratoire DYOMEDEA という施設でリヨン市内や近郊にあるようです。予約なしで行くことができます。検査料は25ユーロ前後でした。

そこで、採血をしてもらい、結果に異常がなければ大丈夫です。といっても、一般医のところに行った時点でピルの処方箋は出してもらってるんですけどね。こういうテキトーなところがフランスなのかな。

3. 薬局でピルを購入

処方箋を持って、薬局に行ってピルを購入します。これで無事にピルを手に入れることができました。

日本では産婦人科に行けば、問診も採血もピルの処方も同時にしてもらえるのですが、フランスではそれぞれ専門家の元へ行かないといけません。一般医も医療研究所も薬局も同じ場所にはないので、それぞれ移動しないといけないし結構時間もかかります。

わたしはフランスで健康保険証を持っていなかったんですが、その旨をそれぞれの機関に伝えたら、特に何も言われなかったです。もしかしたら、健康保険適用外の価格が適応されていたんだと思います。まあ外国人だし、健康保険証を持ってないのでしょうがないですね。とりあえず、フランスの健康保険証を持っていなくってもピルを処方することはできました。

フランスのピルの値段

そして、日本と違うなぁって驚いたのはピルの値段です。

日本だと保険が適用されないので、ピル1箱(28日分)が2,500円もするんです。それに毎回の診察料もかかります。毎月のことって考えると結構大きな金額ですよね。

フランスだと、なんと、

 

なんと、

 

2,4ユーロ!!!

 

日本円にすると300円くらい。1ヶ月分がですよ。

やすっ!

 

薬局で支払いのときに deux euros … って言ってたように聞こえたけど、絶対に2ユーロはないわ〜、12ユーロ douze euros だろうな…と思ってたら、ホントに2,4ユーロでびっくり!(douze euros と deux euros は発音が似てるんです)

薬剤師さんにも日本だとこの10倍はするって言うことを伝えてたら、びっくりしてましたよ。彼はフランスのピルの安さにびっくりしてた。彼もそんなに安くないだろうから12ユーロだと思ってたそうです。なんで日本は保険が適用されないんですかね。やっぱり男性優位な社会なんでしょうかね。女性にやさしくない。フランスくらいに安くないと続かないんじゃないかなぁって思います。

フランスvs日本のピルの価格

補足です。上記のピルの価格は、健康保険なしで1枚分(28日分)の場合の価格です。通常は3枚1組で販売されています。

フランスの健康保険(Carte vitale)なしの場合、3枚1組で4,81ユーロ(1枚1,6ユーロ)で、

健康保険ありの場合、3枚1組1,69ユーロ(1枚0,56ユーロ)です。

上記にも記載しましたが、ピルを処方してもらうためには医者に処方箋を書いてもらう必要があります。その費用はだいたい25ユーロかかります。健康保険ありの場合は控除され、自己負担は1ユーロです。健康保険なしの場合はそのまま実費です。

処方箋は1年分出してもらえましたので、その間は処方箋をもらいに医者の元へ行く必要はありません。

日本の場合は、産婦人科で検査してもらい、その場でピルを処方してもらえます。診察料とピルの価格がかかります。

以上がフランスでピルを購入するまでの流れです。必要な方はぜひ参考にしてみてください。

参考記事:フランスで病気になったらどうする?病院の行き方|元気なうちに知っておくべし

フランスに滞在する場合は必ず海外旅行保険に加入しましょうね。

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kico

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ただいまフランス・リヨンで生活しています。
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コメント

    • moe
    • 2016年 10月 22日

    こんにちは。
    突然のコメント失礼いたします。
    現在リヨンに留学している大学生です。日本にいるときからピルを服用していて、あまりストックを持ち合わせていないため、こちらの病院で処方してもらうつもりなのですが、ジェネラリストを検索すると膨大な量が出てきて迷ってしまいます。mutuelleには加入していないため、できれば一回の来院で処方箋をもらいたいのですが、(産婦人科に通されてしまうこともあるそうで、、)もし差し支えなければ、kicoさんの行かれた病院を教えていただけないでしょうか。
    アドレスに直接連絡いただいても構いません。よろしくお願いいたします。

    • moeさん、コメントありがとうございます。
      わたしがかかった一般医はリヨン市内ではないため、もしかしたらmoeさんには少し遠いかもしれません。体調が悪いときに遠くの医者まではなかなか行けないので、かかりつけ医は自宅の近くをおすすめします。
      近くの一般医に電話をして、要望と事情を説明してみてはいかがでしょうか。
      kico

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