リヨンの街でふと入ったパン屋さんが実は有名なパン屋さんでした。MOFという資格を取得されたパン職人さんのいるパン屋さんです。このMOFを取得されているパン屋さんは本当に少ないんです。
お客さんが多いから人気なのかなぁとは思ってたけれど。でも、外観も内装もかなり普通のパン屋さんで、店員さんは近所のおばあちゃん的な方が接客されてます。もっとM.O.Fです!って主張してもいいものを…とは思うけれど、お客さんにおいしいって思われたら別に称号なんていらないんでしょうね〜。
今回は、リヨン市内中心にあるパン屋さん ブーランジュリー・ポゾリ Boulangerie Pozzoli を紹介します。
M.O.F とは?
パン屋さんの紹介の前にMOFについての説明をします。
有名なフランスの料理人やパティシエによく使われているM.O.Fとは、Meilleur Ouvrier de France(メイウール・ウヴリエ・ド・フランス)の略称です。職人がコンクールの試験を受け、合格したら授与されます。
日本では「人間国宝」に相当するといわれていますが、フランスの場合は自ら試験を受けるっていうところが違います。25歳で試験にパスして、M.O.Fを獲得した料理人もいるそうです。
料理人やパティシエ、ショコラティエなどのコック服にトリコロールカラーの赤白青の襟があるのが目印。職人の最高峰なので泣く子も黙るM.O.Fです。
どんなパン屋さん?
ブーランジュリー・ポゾリ Boulangerie Pozzoli のパン屋さんを紹介します。Boulangerie はパン屋さん、Pozzoli はシェフの方の名前なんです。
シェフ
François POZZOLI 氏とその息子さん2人などでパンを作っている家族経営のブーランジュリーです。フランソワ氏は1956年リール生まれで16歳からブーランジュリーの見習いを始める。1981年にリヨン8区に最初の店舗をオープン。1992年にリヨンの中心地である今の店舗を構える。2004年にM.O.Fを取得しています。
商品
パン屋さんなのでパンが中心のラインナップなのですが、もちろん焼き菓子やタルトといったお菓子類も置いています。パン屋さんの焼き菓子やタルトの生地はしっかりと焼かれていてザクザクとした食感のところが多いです。素朴な感じなところが好きです。
カヌレはバニラビーンズがたっぷりと入っていて、リッチな味わいです。
りんごがきれいに並べられたタルト・ノルマンド。りんごの下にはクリームがしかれています。タルト生地がしっかりと焼かれていて香ばしくておいしいです。
パン屋さんのお菓子やタルト類って結構だいたんに焼いてて、フルーツの並べ方や生地の状態も適当さが感じられることがあるんだけど、ここはタルト生地もきれいだし、フルーツもきれいに並べられてました。
珍しい〜って思って、帰って調べたら、有名なパン屋さんでした。あなどれん。
店舗情報
ブーランジュリー・ポゾリ Boulangerie Pozzoli
リヨンの街の中心にある本店です。地下鉄 Cordeliers Bourse(コードリエ)駅から歩いてすぐです。
Rue Ferrandière
- 住所:18 rue Ferrandière 69002 LYON
- 電話:04 78 42 66 27
Gorge de Loup
リヨン8区にある店舗。
- 住所:2 rue Louis Loucheur 69009 LYON
- 電話:04 72 86 91 94
リヨンの中心にあるので手軽に本物のパンを堪能できますね。
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