アルザス地方

メゾンパンデピス・リップス|アルザスお菓子の家を訪れる旅

gertwiller お菓子の家

きっかけはテレビ「世界ふしぎ発見」でフランス・アルザス地方にあるお菓子の家の特集を見たこと。
テレビの中ではお店の名前は「リップス」と読みだけで、スペルや住所の案内は全くなかったけど、フランス語とグーグルを頼りに探しだしました。Googleマップで見ても本当にこんな小さな村にあるのか不安たっぷりのスタートでした。

では、フランス東部の主要都市ストラスブール Strasbourg から出発します

ストラスブール駅出発 Strasbourg Gare

TER テー・ウー・エル 片道7.40ユーロ

TER というのはフランスの電車で普通電車や急行のこと。チケットや座席の予約は不要です。大きな街から町をつなぐ電車なので、小さな町へ出かけるのにぴったりです。

都会のストラスブールを抜けるとすぐに、畑が広がる風景になります。時々、小さな村というか家の集まりが見えてきます。

40分ほど電車に揺られて到着です。
ちなみに、到着駅の車内放送はありませんのでご注意を。到着時間と駅名を確認して乗り過ごさないようにちゃんと降りてくださいね。

ゲルトウィラー駅到着 Gertwiller

無人駅で改札口もありません。
すごくのんびりとした空気が流れてるのが分かります。

gertwiller 無人駅

gertwiller ゲルトウィラーの無人駅。ほんとに周りには何にもないの。

駅から遮断機をこえて、右に曲がってまっすぐに進んでいきます。あるのは民家のみ。

お菓子の家に到着

100mくらい歩いて広い道に出たら、そこはこの町のメイン通り。すぐ左手にお菓子の家発見!
ほんとうにお菓子の家なんだから、見つけた瞬間は心おどります。

gertwiller お菓子の家

リアルお菓子の家だ!お菓子好きにはたまらない

gertwiller お菓子の家

Père Nöel サンタさんがお出迎え

まずは、お店の周りを見ていきます。
隅々までお菓子の家!

gertwiller お菓子の家

お菓子の家の正面から右に回ったところ。ここもお菓子がたくさん。

gertwiller お菓子の家

壁の絵。ヘンゼルとグレーテルかな。魔女がリアル〜

gertwiller 市役所

お菓子屋さんの目の前は町役場。

十分に見終えたら、店内に入っていきます。
パンデピス Pain d’épice のお店なので、クッキー型のアルザス風のパンデピスがたくさん並んでいます。

gertwiller お菓子の家

Pain d’épice パンデピス スパイスのクッキーにアイシングで絵を描いています

アルザスで作られているパンデピスは、クッキーに表面にきれいにアイシングされているものです。
訪れたのがクリスマスシーズンということもあり、すごく華やかなデザインになっていました。

gertwiller お菓子の家

雑貨もたくさん置いていました。クッキーの型も!

店内には、パンデピスやショコラなどのプチガトー(小さなお菓子)、クリスマスの飾りなどが置いていました。広い店内に所狭しと並んでいて、まさにお菓子の家にふさわしい店内でした。

店員さんと少しお話をして、
「どこから来たの?」
「日本から来ました。テレビでこのお店のことを知って調べて来ました」
「そう、この前テレビの取材が来たの、それを見てわざわざ来たの?遠いところからありがとう。2階に博物館があるから見にいったらどう?」
「博物館?何の博物館ですか」
「パンデピスやクグロフの古い型がたくさんあるわよ」

ということで、博物館にも行きます!

関連記事:アルザスお菓子のパンデピス博物館

La maison du pain d’épices, Lips / メゾン・デュ・パンデピス リップス

住  所: 110 Rue Principale 67140 Gertwiller France

営業時間: 月曜〜金曜 8h-12h et 13h30-18h/土曜 8h-12h et 14h-18h/日曜 10h-12h et 14h-18h

リップスを紹介しているテレビ番組の動画がありました。

おすすめ関連記事



kico

投稿者の記事一覧

こんにちは!
ただいまフランス・リヨンで生活しています。
フランスのガイドブックに載っていない町を旅したり、その土地特有のお菓子を見つけたり、焼き菓子のおいしくできるレシピを研究したりした情報を発信していきたいと思います。
Facebook、Twitterでのフォローお待ちしています!

関連記事

  1. タイ・バンコクの寺院めぐり バンコクで寺院めぐり@タイ・バンコク
  2. ベジエでおいしい料理が食べるなら|レストラン l'Ambassade アンバサッド ベジエでおいしい料理が食べるなら|レストラン l’A…
  3. かわいい!ストラスブールの看板たち【食べもの屋さん編】 かわいい!ストラスブールの看板たち【食べもの屋さん編】
  4. ストラスブールのクグロフ フランス・アルザス地方のお菓子たち
  5. パンデピス博物館 パンデピス博物館に行ってみたよ!アルザスにあるリアルお菓子の家
  6. バンコクのタイ料理教室でチャーハンを作る タイの料理教室で本場チャーハンを作ったよ!箸休めにネギをかじる
  7. バンコクでタイ料理教室 アジア感満載!バンコクの市場に行く|タイ料理教室に行く前にまずは…
  8. エッフェル塔のマルシェ・ド・ノエル エッフェル塔のマルシェ・ド・ノエル

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. レシピのフランス語講座
  2. お菓子に関するフランス語の本
  3. お菓子のフランス語
  4. 【半年以上受けて分かった】フランス語マンツーマンの効果とレッスンの選び方
  5. パリ=ブレストの作りかた - フランス菓子 Paris-Brest
  6. プラリネクリームの作りかた Crème mousseline au praliné
  7. クレーム・ムスリーヌ(バタークリーム)の作りかた - フランス菓子の基本
  8. クレーム・パティシエールのプロの作りかた
  9. フランス語がオンラインで学べるおすすめレッスン厳選の6校

プロフィール

こんにちは!kico キコです。
ただいまフランス・リヨンで生活しています。
フランスのガイドブックに載っていない町を旅したり、その土地特有のお菓子を見つけたり、焼き菓子のおいしくできるレシピを研究したりした情報を発信していきたいと思います。
プロフィールの続きを読む…

Facebook、Twitterでのフォローお待ちしています!



見てほしい♥

ストラスブールのクグロフ フランス・アルザス地方のお菓子たち

お菓子

  1. フランスのパン*pain cibattaパン・チャバタ
  2. リヨンの伝統菓子クッション
  3. フランス・アルザス地方のクリスマスクッキー

たび

南仏の黄色に電車に乗る旅 南フランスの黄色の電車に乗る旅*Le train jaune

リヨン

  1. カオスの館。リヨンで一番いいね!の多い美術館*La Demeure du Chaos
  2. フランスでヴィンテージ車のオークションへ行ってみた!|リヨン AGUTTES
  3. リヨンを船で散歩してみた!|ソーヌ河クルージング シティボート LYON CITY BOAT

レシピ

  1. フランスのパン粉で作るささみのフライの作りかたタルタルソース添え
  2. フランスでもおいしく作れる本格的な鯛飯の作りかた
  3. フランス男の手料理、骨付きチキンのハーブ焼きの作りかた

おすすめ記事

  1. 手抜き料理だけど絶品!やみつきサモーンクリームパスタのレシピ
  2. タルト生地の敷き込みかた|底のないタルト型用
  3. 小さな路地にある隠れ家レストランでリヨン郷土料理|La Chimère

フランス語

  1. フランス留学する方必見!公立大学付属語学学校の経験談と対策
  2. フランス語おすすめ文法テキスト
  3. フランス語ディクテの勉強のしかた|効果3倍なやりかたを教えます

手続き

  1. 滞在許可書の手続きがおわったよ〜 @リヨン・OFII 移民局
  2. フランスビジタービザ申請の動機書
  3. フランス滞在許可書が2ヶ月遅れで手に入った|フランスで生きるなら海ほどに広い心を持つべし
  1. フランスのクリームの種類
  2. かわいい!ストラスブールの看板たち
  3. フランスでBIOのフランボワーズを摘む
  4. 鶏がらスープから作るチキンカレーのレシピ|フランスで作る家庭料理
  5. 野菜たっぷりラザニアの作りかた、ボリューム感があってお腹いっぱい!
  6. タイ・バンコクの寺院めぐり
PAGE TOP