早いもので今年ももう2月に入りました。
2月になるとフランスでは、ビューニュという揚げ菓子がお菓子屋さんに並び始めます。それはマルディ・グラというイベントが始まるからです。
もうすでにリヨンのお菓子屋さんやパン屋さんにはビューニュという揚げ菓子がたくさん並んでいましたよ。
ビューニュってなに?という方は「マルディ・グラに食べるフランス・リヨンの地方菓子|ビューニュ Bugne」をみてね〜。
そして、マルディ・グラにはクレープを食べるっていう習慣もあるんだそうです。2月もお菓子を食べるのに忙しい月です。
ということで、今回はマルディ・グラってなに?っていうことと、今年のマルディ・グラの日程をおさえておきます。これで、たのしい2月を過ごせるはずです。
マルディ・グラってなに?
マルディ・グラ Mardi gras とは、フランス語で「肥沃な火曜日」といわれます。Mardi が火曜日、Gras は脂を指します。日本ではあまり聞き慣れない言葉で、キリスト教のイベントです。
マルディ・グラは毎年同じ日にちではなく、毎年違う日にちである移動祝日なんです。マルディなのでその言葉通り、火曜日に行われます。復活祭の日にちの47日前と決められていて、カーニバルの最終日であります。
このカーニバルが終わると、キリスト教では四旬節と呼ばれる40日間の禁欲生活が始まります。この期間は「1日1度だけの食事」「肉・卵・乳製品は食べてはいけない」という厳しいきまりがあります。でも、今では断食は一般的には行われていません。
食事制限をしないといけないため、その前にごちそうをたくさん食べて、この断食機関を乗り切ろう!っていうイベントです。
また、乳製品や卵などを使い切るために、クレープやビューニュといったお菓子を作って食べる習慣ができました。
今年2017年のマルディ・グラはいつ?
2月の月末ですので、2月いっぱいはビューニュがお菓子屋さんに並んでいると思います。でも、勢いのある最初のうちにビューニュを食べることをおすすめします。
- 2016年2月9日
- 2017年2月28日
- 2018年2月13日
マルディ・グラに食べるお菓子は?
マルディ・グラでは昔の庶民にとってのおいしいものを食べるっていうところが特徴なんです。
フランスのマルディ・グラで食べるお菓子は、定番のビューニュのほかに、クレープを食べる習慣があります。クレープとビューニュはどちらも卵と砂糖をたくさんつかうし、卵を使い切るのに最適だからなのかもしれません。そして、断食期間前に栄養もつけれます。
現在では、断食もしないし、キリスト教の意味も薄れてしまっていますが、クレープやビューニュを食べるという習慣だけ残っています。イベントにのってフランスの2月を楽しみましょう♪
キリスト教でのきまりごとっていう大義名分をつけて、誰にも文句を言われずにお菓子を食べたいのかなぁってわたしは思ってます。
でもで〜も、わたしもしっかりとこのイベントに乗っかってます。ビューニュもクレープも食べるよ!
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