作りかた

ブランデーのドライフルーツ漬けパウンドケーキのレシピ|漬込み期間でおいしさ比較中

ブランデーのフルーツケーキの作りかた

昨年のクリスマス頃にドライフルーツのブランデー漬けを使ってパウンドケーキを作ってみました。フランス語ではケイク・オ・フリュイ Cake aux fruits といいます。

今回はブランデーで漬けてみたのですが、どのくらいの期間ブランデーに漬込んだら、パウンドケーキのおいしさがどう変わっていくのかを試してみました。

ドライフルーツのブランデーパウンドケーキの作りかたとともに紹介します。

ドライフルーツのパウンドケーキの作りかた

まずは、ドライフルーツのパウンドケーキを作りかたを紹介します。

材料

ケイクドロワ型(18cm)・パウンドケーキ型(16cm)1台分

ドライフルーツのブランデー漬け100g
ドライフルーツを漬けたブランデー小さじ4杯
小麦粉120g
ベーキングパウダー小さじ1/2杯
砂糖(カソナード)90g
バター120g
2個
140g
砂糖60g
ドライフルーツを漬けたブランデー大さじ3杯
  • 砂糖はカソナード(赤砂糖)を使用しています。

道具

  • ボウル
  • 泡立て器
  • ゴムベラ
  • パウンドケーキ型

わたしがつかっているパウンドケーキ型はマトファー社のケークドロワ型です。

ケイクドロワ型とは?:パウンドケーキおすすめの型マトファー社ケイクドロワ|実力よりおいしく焼けるよ!

Matferケーキドロワ16cm

準備

  • 卵は作る3時間ほど前に冷蔵庫から出しておく。
  • バターは作る1時間ほど前に出しておく。
  • 小麦粉とベーキングパウダーは一緒にふるっておく。
  • 型にバターを塗り、粉を振って、冷蔵庫に入れておく。
  • オーブンを170度に温め始める。

作りかた

1.ブランデー漬けのフルーツを瓶から出し、大きめのフルーツは好きな大きさ(1cm程度)に切る。

ブランデーのフルーツケーキの作りかた

イチジクのヘタの切りかた

イチジクは上の部分のヘタを切り除きます。ヘタの部分は固いため食べにくいです。

パウンドケーキを作っていきます。

*パウンドケーキの作りかたの詳細は「パウンドケーキのレシピ|しっとりきめ細かい生地になる作りかた」をご覧ください。詳しく写真付きで書いています。

2.バターをボウルに入れ、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。

3.砂糖を3回に分けて加え、その都度泡立て器で混ぜる。

4.溶いた卵を10回程度に分け少しずつ加え、その都度泡立て器で混ぜる。卵が分離しないように少しずつ加え、生地と卵が合わさるまで混ぜる。

5.粉類を一気に加え、ゴムベラで切るように合わせる。粉っぽさがなくなって、生地に艶が出るまで混ぜる。

6.ドライフルーツとブランデーを加え、ゴムベラで生地を切るように混ぜる。

最初は生地とフルーツとブランデーが合わさりませんが、混ぜると合わさります。

ブランデーのフルーツケーキの作りかた

つやが出てくるまで混ぜます。

ブランデーのフルーツケーキの作りかた

7.型に生地を入れ平らにならす。170度のオーブンに入れ、40分程度焼く。

ブランデーのフルーツケーキの作りかた

マトファー社のケイクドロワ型18cmで焼いています

*参考記事:マトファー社ケイクドロワ型|パウンドケーキが実力よりおいしく焼くのに一番おすすめな型

8.生地にナイフを刺し、なにも付いてこなければ焼き上がりです。

9. 水(140g)と砂糖(60g)を小鍋にいれ火にかけます。砂糖が溶けるまで熱します。シロップができます。

シロップにフルーツに漬けていたブランデー(大さじ3)加えます。ブランデーは加えなくても、好きなだけいれてかまいません。

熱いうちにブランデー液のシロップを塗ります。ラップをして乾燥しないように保存します。

ブランデーのフルーツケーキの作りかた

できあがりです♪

できあがった直後もおいしいですが、翌日以降はさらにおいしくなります。

どのくらいの期間漬込んだらおいしいか比較中

ドライフルーツをどのくらいの期間ブランデーに漬けたら、おいしさがどう変わるのかを実験しているところです。ただいま、1ヶ月目です。

ドライフルーツの漬込み期間については「ドライフルーツの洋酒漬けの作りかた|最適な漬け期間はいつ?実験中」で試しています。

1ヶ月目

  • 香り:ブランデーの香りが強く残っています。
  • ドライフルーツ:少し固めで、ブランデーの漬込みが浅いです。
  • アルコール:全体的にブランデーの味が残っていて、アルコールの味も強くします。お酒が弱い人なら酔っぱらってしまうくらい強いです。

ブランデーのドライフルーツ漬けパウンドケーキのレシピ(1ヶ月目)

保存するときにはラップにくるんで、ビニール袋等にいれ空気に触れないようにするとしっとりさが続きます。

10ヶ月目

10ヶ月間ブランデーに漬けていたフルーツ漬けで作ったケイク・オ・フリュイです。

  • 香り:ブランデーの香りが残っています
  • ドライフルーツ:しっかりブランデーが染み込んでいます
  • アルコール:アルコール分は残っていますが、さほど強くなく、ドライフルーツの砂糖を合わさり、まろやかになっています。

ブランデーのドライフルーツ漬けパウンドケーキのレシピ(10ヶ月目)

漬込み期間はどのくらいがベストか?

見た目はどちらも同じ感じで、違いはあまり分かりません。

焼きたて〜1日目まではブランデーのアルコールが残っていますが、丸2日目になるとアルコールが抜けて生地にブランデーの風味がうつってしっとりとしてます。1ヶ月目はフルーツケーキというよりかはブランデーケーキを食べている感じです。ブランデーが強く、お酒好きにおすすめしたい食べごろです。

一方、10ヶ月も漬けているとフルーツにブランデーの風味がうつっていて、まろやかになっています。

焼いてすぐを食べるのであれば10ヶ月目、翌日かそれ以降まで待てるのであれば1ヶ月目がおすすめです。

個人的には、ブランデーの香りとアルコール分が強く残っている1ヶ月目が好みです。

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