先日、わたしのフランス人彼はリヨンの見本市に行ってたまたまキッチンの展示を見て以来、キッチンをリフォームしたくてたまらなくなったそうだ。
今住んでいるマンションは彼が購入しているんですが、住み始めてから一度もリフォームをしていない。今後5年後くらいには引越す予定なので、マンションを売る前にリフォームしようということらしい。
彼が住み始めたころはキッチンや壁紙などもそのときの時代にあっていたけれど、いまは少し時代遅れな感じなんだそうで、このままの状態でマンションを売ると安い価格になってしまうらしく、リフォームをして内装を時代にあったものにすると高く売れるんだそう。内装が時代遅れだと入居する側がリフォームをしないといけないので、マンション価格を下げられてしまうらしい。
フランスではマンションなどの不動産は価値が下がりにくいとは聞いたことがあるけれど、内装をを新しくすると高く売れるって日本ではあんまり普通では考えられないのではないかなと思う。
マンション購入は日本では一生に一度の大きな買物っていうイメージですが、フランスではマンションを借りるのではなく買う人が多いようです。
その究極の一例を紹介します。
マンション&一軒家を10回以上購入
彼のご両親のことで、若いときから引越が大好きだったそうで、子どもが小さいころから引越を繰り返していたそうです。彼とその兄弟はその度に転校しないといけないから大変だったそうです。
そして、引越すたびにマンションや一軒家を購入していたそうです。
昔の時代は今と違い、労働時間の制限もなかったし、仕事もたくさんあったから、給料もよく、不動産価格も今よりも低かったため購入しやすかったそうです。
リヨン市内近郊を10回以上引越したあと、2010年に南仏へ引越したのですが、7年の間に今住んでいるマンションで3軒目の引越をしました。今までの物件は1軒を残してすべて売れています。直前に住んでいた一軒家だけ売れていないそうです。
さすがに10軒以上購入していると、そこらへんの不動産業者よりかはかなり目利きができてて、今住んでいるマンションは立地や設備、内装などを含めて最高の物件だと思います。ですが、近くの運河横に建設中のマンションが気になっているらしい。まだまだ彼らの引越は続くかも…。
わたしたちはこんなにたくさん引越はできませんので、一回の引越に真剣です。
ということで、毎週末になるとわたしたちはキッチン業者の説明を聞きに行ったり、イケアやカストラマ(ブリコラージュの店)やコンフォラマ(家具店)を見て回っているんですが、見ているうちにキッチンだけにとどまらず、全部屋の壁紙や床をかえたり、キッチンと居間の間にある壁まで取り壊す大掛かりな工事をすることになりる予定です。
このマンションは、目の前が警察の広大な施設兼住居で治安もよいし静か、方向の違うバス停が3か所、敷地の隣りに幼稚園、徒歩圏内に小学校があるというかなりいい立地なので人気のある物件らしい。先月も下の住民が3組引越したけど、翌日には3組入居してきた。おそらく需要はある物件だと思うので、やっぱり高く売るためにはリフォームが必要なようです。
とはいえ、引越すのはまだまだ先なのでマンションを高く売ろうっていうよりも、いかに自分たちが暮らしやすい家にするかを考えて検討しています。
そして、結婚も事実婚もしていないくせに、キッチンはわたしが決めたい!って主導権を握ろうとしているのはわたしです。
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