昨日、バレンタインデーでした。フランスでは、バレンタインデーにカップル同士でプレゼントを贈り合うっていうイベントはあるみたいですが、日本のように恋人だけでなく、職場の男性や家族などなどに渡す義理チョコっていう習慣はないようです。
フランスのニュースで日本では義理チョコを贈らないといけないっていう話題にフランス人の彼は苦笑いしてました。
今回は、リヨンを代表するショコラトリーであるベルナションを紹介します。ショコラトリーとはフランス語でチョコレートショップのことです。
ベルナションとは?
ベルナションの歴史
ベルナションの一代目のショコラティエであるモーリス氏 Maurice Bernachon は1919年生まれで、1975年にガトー・プレジダン Gâteau du Président を生み出した。
その後、二代目ジャン・ジャック氏 Jean Jacque Bernachon が店を継ぎました。1969年6月19日、リヨン近郊にある3つ星レストランのシェフであるポール・ボキューズ氏の娘さんと結婚。最強のタッグですよね。
ちなみに、当時は三ツ星を取って4年目くらいで、今みたいに世界的に有名なころではなかったので、玉の輿婚じゃないよ。
現在では、2010年から三代目フィリップ氏 Philippe Bernachon が引き継いでいます。
カカオ豆からチョコレートを作る
通常のショコラトリー(チョコレートショップ)では、ヴァローナなどのメーカーが作ったクーヴェルチュールチョコレートを仕入れ、どさまざま種類を配合して、チョコレートタブレットやボンボンショコラを作ります。
一方、ベルナションでは厳選したカカオ豆を仕入れ、粉砕、ブレンド、加工してチョコレートを作っています。
有名なショコラトリーが世界にたくさん出てきても、カカオ豆からチョコレートを作っているショコラトリー(チョコレートショップ)は世界でも数少ない存在なので、とても貴重です。
チョコレートはリヨン以外で購入することはできますが、チョコレートケーキはリヨンでしか食べれないと思うので、リヨンに来た際にはぜひ食べてほしいケーキです。
ベルナションのおすすめ
ガトー・プレジダン Gâteau du Président
一代目のモーリス氏が1975年、当時のフランス大統領であるジスカール・デスタン Giscard d’Estaing のために作り出したチョコレートのケーキです。
チョコレートのガナッシュクリームとドレンチェリー(さくらんぼのアルコール漬け)の入ったチョコレートの表面に薄くチョコレートを削って扇形に華やかに飾られたケーキです。
パレ・ドール Palet d’Or
円形のチョコレートで表面に金箔ののったエレガントなチョコレートです。
持ち運び可能なので、日本へのお土産に最適です。ほぼリヨン以外では手に入らないので、お土産としてはかなり喜ばれます。
リヨンのベルナションに来たら、サロン・ド・テでプレジダンを食べて、お土産にチョコレートを買うっていうのがおすすめです。
そのほかにも…
そのほかにもたくさんのチョコレート菓子がありますし、隣りのサロン・ド・テではパフェやアイスも食べれますよ。
ベルナション・パッション
ベルナションの店舗の向かって右側にはサロン・ド・テがあります。サロン・ド・テはベルナション・パッション Bernachon Passion と呼ばれています。
チョコレートの店舗とサロンは別なので、別々の入口から入る必要があります。
高級な雰囲気のサロンではランチもできるし、ケーキ類が提供されます。
メニュー
メニューはたくさんあるのですが一部を紹介します。
- ランチ(おすすめ料理):リヨン名物のクネル料理(Quenelles de brochet, sauce Nantua ou sauce tomates fraîches) 18€60
- コース料理:前菜・メイン・パティスリー(MENU PASSION)29€80
- エスプレッソ:Café 2€90
- ショコラショー(チョコレートドリンク):Chocolat. 8,00 €
- 日本の緑茶:Thé vert du Japon 6,30 €
- パティスリー類(ケーキ):Pâtisserie Bernachon 7,50 €
- チョコレートボンボン6個:Petite assiette de 6 chocolats 9,10 €
店舗情報
Bernachon ベルナション
- 住所:42 Cours Franklin Roosevelt, 69006 Lyon
- 電話:04 78 24 37 98
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