リヨンのオペラ座から少し北に歩いた場所にある小さなパティスリーです。名前がユニークで、L’Ourson qui boit ルルソン・キ・ボワ って読んで「酔っぱらいのくま」という意味です。
隣りには同じ系列のレストランがあり、その隣りの階段を少し上がったところにあるとても小さなパティスリーです。日本人パティシエの方が作っているようです。
お菓子はタルトがメインですが、ロールケーキもタルト風に作っています。日本人らしくとても繊細でとても美しく作られています。フランスのパティスリーでたまに見る上に載っているフルーツがずれているとか、表面のチョコレートがはがれているっていうことは一切ないです。
そして、タルトの甘さもかなり控えめです。もうすっかりフランスのお菓子の甘さにも慣れてしまったんですが(→キケン)、やっぱりこのくらいの甘さ控えめ加減がちょうど良くて好きです。
タルトのサイズは日本のサイズと同じくらいで直径5cm程度と小ぶりで、日本人が食べるにはちょうどいいサイズです。フランスのは直径が7〜8cmと大きめです。
種類は少ないのですが、どれも見た目がかわいくって迷ってしまいます。
こちらはチョコレートタルト Tarte au chocolat。見た目はクッキーの間にチョコレートが挟んであるのでタルトっぽくないのですが、チョコレートの上下にタルト生地があるのでタルトです。このアイデアおもしろくってかわいい♥
上にくまの焼き印が押されているところがキュートで迷わずこれを選びました。
焼き菓子のケイクもあって、ゆずや抹茶などの日本特有の材料を使ったケイクがあります。味噌や胡麻といった珍しい味のケイクもあります。わたしはお菓子で冒険はしたくないので、なかなか味噌まで手が伸びないんですけどおいしいのかなぁ。
無難にりんごとゆずのケイク Cake aux pomme et au yuzu。ゆずはリヨンのパティシエの間でも人気な食材なんだそうです。
ゆずのピュレの味がしっかりしてて、独特の風味がさわやかなケイクです。
このパティスリーは味もおいしく、見た目も美しいのでリピート決定です。ここのお菓子を食べるとなんだかほっとしてしまいます。
店舗情報
L’Ourson qui boit ウルサン・キ・ボワ
住所:23 Rue Royale, 69001 Lyon
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