フランスのパティスリーやブーランジュリーには必ず置いてあると言ってもいいほど定番なタルトである洋梨のタルト。
タルト生地の上にアーモンドクリームと生の洋梨をのせて焼いたシンプルなタルトです。このアーモンドクリームを使ったタルトはフランスではとても人気で、フランス人たちも大好き。
洋梨のタルトはフランス語で Tarte amandine aux poires(タルト・アマンディン・オ・ポワル)、もしくは Tarte Bourdalou(タルト・ブルダルー) ともいいます。
今回は、洋梨のタルトの作りかたを紹介します。
道具
- 直径22cmのタルト型
- ヘラ
- 刷毛
- ナイフ
今回は、写真のような底のないタルト型を使います。
材料
*22cmのタルト型1台分(8人分)
バター | 75g | 75g de beurre |
グラニュー糖 | 75g | 75g de sucre semoule |
小麦粉 | 10g | 10g de farine |
アーモンドパウダー | 75g | 75g de poudre d’amandes |
たまご(Mサイズ) | 50g | 50g d’oeuf |
シュクレ生地 /
サブレ生地 |
Pâte sucrée /
pâte sablée |
- 小麦粉の代わりにプードル・ア・クレーム poudre à crème を10gに変えてもかまいません。
- アーモンドパウダーは炒ると風味がよくなります。
- バターは常温に置き、ポマード状にしておきます。
タルト生地の選びかた
タルト生地はシュクレ生地 Pâte sucrée とサブレ生地 Pâte sablée のどちらを使ってもかまいません。
タルト生地の作りかたはこちらをご覧ください。
シュクレ生地だと密度が適度にあり割れにくいため、今回のように切り分けるサイズのタルト型に向いています。一方、サブレ生地は切り分ける際に生地がハラハラと崩れやすいため、タルトレット(小さめのタルト)を作るのに向いています。
シュクレ生地のほうがぎゅっとした生地で少し固めの食感で、サブレ生地のほうがよりほろほろと崩れるような食感です。
作りかた
0. タルト生地を用意します。
1.オーブンを180℃に予熱しはじめます。
2. アーモンドクリームをつくります。
ボウルにポマード状のバターと砂糖を入れ、白っぽくなるまでヘラで混ぜます。
3. アーモンドパウダーと小麦粉と卵を加え、混ぜ合わせます。泡立てないように混ぜ合わせるようにします。
これでアーモンドクリームのできあがりです。
4. 洋梨を準備します。
洋梨の皮を向き、縦半分に切ります。
種を取り除き、半分に切った洋梨を薄く切ります。切った洋梨はバラバラにならないように形を整えておきます。
5. タルト生地を伸ばし、タルト型に敷きます。
6. タルト型の底にアーモンドクリームを敷き込みます。
7. アーモンドクリームの上に洋梨をのせます。
8. 180℃に予熱したオーブンに入れ、30〜40分ほど焼きます。焼成時間はオーブンの性質やアーモンドクリームの量などで異なります。
焼き上がったらできあがりです。
タルト生地の側面もしっかりと焼けています。このくらいしっかりと焼き目がついているのがベストです。
Bon appétit !!
いかがでしたか。今回は、フランスの定番お菓子である洋梨のタルトの作りかたを紹介しました。ぜひ、洋梨のタルトをつくる際には参考にしてくださいね。
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