先週末に人生初!のオークションへ行ってきました。
オークション(競売)はフランス語で enchère といいます。
わたしは新車だろうがヴィンテージカーだろうが車には興味ないのですが、彼が車が大好きっていうことで行ってみました。同じように車好きがたくさん集まってました。
今回は、ヴィンテージカーのオークション会場をレポートします。
どんな会場?
想像してたオークションはかなり敷居の高い場所で行われるんだろうか…って思ってたのですが、意外にも倉庫みたいな場所にステージと簡易椅子を置いたカジュアルな場所でした(笑)天井や壁は豪華そうにみえるんですけどね。
おそらくヴィンテージカーを展示しなければいけないので、そういう場所だったんだと思います。
ただ、競り落とされる金額はまったくカジュアルなものではなかったんですけどね。
オークション会場はパールデュー駅から北へ歩いて10分程度にある昔のパールデュー駅の跡地です。隣りはポールボキューズのブラッスリーL’Est ですので、そのほうが分かりやすいかも。
お客さんどんな人?
来ているお客さんはただ車好きな人が大半で、真剣に競り落とす予定の人はほんの少しでした。が、いることはいらっしゃいました。
または、電話やインターネットなどで競り落とす方も多かったです。
オークションの流れ
オークションは土曜日の14時30分から始まりました。その週は競売にかける車を展示して、気になる車をチェックします。状態の良いヴィンテージカーで珍しい車ばかりなので、車好きがたくさん見に来ています。
ヴィンテージカーのオークションですが、まずは車に関係するグッズから始まります。1960年代のF1やル・マンといった国際大会のポスターや雑誌、フェラーリの写真集、おもちゃや車のボンネットにつけるマスコットなど小さなものです。
これらのオークションが昼の14時30分から17時30分くらいまで続きます。
その後、休憩をはさんで18時から本番、ヴィンテージカーのオークションが始まります。前半戦とは違って、観客にも緊張が走っています。
あらかじめサイトで情報を公開していて、買い手はその情報を元にして購入を考えるんだそうです。また、カタログでも販売していました。
出展されたヴィンテージカーは1950年代のクラシックカーだったり、わたしたちが知っている車の初期のころのブランド車だったり、大会に出た車だったりとさまざまでした。
買い手はこのリヨンの会場に実際に来るか、競売する側へ電話したり、ネット上で競り落とすこともできます。電話やネットの場合は競売する側の担当が値段をコールしていました。電話やネットではフランス以外の外国人が購入する場合も多いため、ユーロ以外にもドルや日本円、中国元などでも表示されていました。
今の車の相場よりも2〜3倍くらいの値段でばんばん売れていくし、10,000€単位で値上がりしたり、あっという間にウン千万や億がつく金額まで値が上がり、さらっと売れていく高級車に会場も興奮状態でした。会場内で競り落とされたり、競いかたが熱いと会場内から拍手がおこってました。
競売人 Commissaire prisseur が金額をあおる場面も。
コールをするか迷っている買い手側に「小切手にサインするだけです、ムッシュ」とか、
ネットでのコールが止まったら「ネットからももう一声どうぞ」
競売人は落札金額を決定する際に「J’adjuge ? J’adjuge ?」と声をかけます。これは Adjuger (競売で)競り落とすっていう意味です。
なかなか白熱したオークションで楽しかった!
車だけでなく、ほかの商品のオークションもこちらで頻繁で行っているようです。気になる方はぜひ行ってみてください。
リヨンのオークション会場の情報
HÔTEL DES VENTES DE NEUILLY(AGUTTES)
住所:13 Bis Place Jules Ferry, 69006 Lyon
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