レポート

スイーツ好き女子が1日でパリのお菓子屋さんを10軒まわってみた

パリのお菓子屋さん

1日でパリのパティスリーを何軒まわれるか挑戦!

今回は「焼き菓子」がテーマ。

朝9時にスタートです。

パリのお菓子屋さんを集めたガイド本です。こちらで予習もできますよ。

9時 Arnaud DELMONTEL

1軒目は Arnaud DELMONTEL(アルノー・デルモンテル)に行きます。

このブーランジュリーは毎年パリで開催されている「バゲットコンクール」で2007年に1位に輝いたことのある有名店です。

フランスではパン屋さんがケーキなどのお菓子を作っている店が多いのですが、この店もケーキ類がたくさん並べてあります。パン屋さんのケーキは少し大きめの大雑把な店も多いのですが、この店はすごく繊細で美しいケーキばかりです。

パリのお菓子屋さん

Arnaud DELMONTEL アルノーデルモンテル のお菓子たち。パン屋さんだけどアントルメもあります。

次は、Arnaud DELMONTELの真向かいにあるローズベーカリーにいきます。

9時30分 Rose Bakery

2軒目はローズベーカリーです。東京・丸の内や羽田空港にもあるローズベーカリーのパリ本店です。

日本のと違うのはケーキの大きさです。

スペシャリテのにんじんケーキは高さ10cm以上あって、手に取るとずっしりと重く感じます。にんじんケーキを入れている箱は紙コップを逆さにしたようなデザインでとてもかわいいし、いいアイデア!

ローズベーカリーのキャロットケーキ

ローズベーカリーのキャロットケーキ。大きさ10cm以上!

ここでは、キャロットケーキと赤いフルーツのケイクを購入。

ROSE BEKERY ローズベーカリーのケイク

Cake aux fruits roses 赤いフルーツのケイク

パウンドケーキはショーケースに並んでいるのは長さ50cmくらいと長い!それを量り売りで売っています。

「1個ください」で一人分の大きさに切ってくれます。2人分でもちゃんと2つに切ってくれます。

次に向かいます。

徒歩だと7分程度でつくはずですが、ちゃんと地図を確認していなくってメトロに乗ってしまった…。大回りで30分程度もかかってしまいました。こんなこともあるさ。

11時5分 Aurore Capucine

3軒目は Aurore Capucine オノール・キャプシヌに行くつもりでしたが…。

なんと!休み!残念…。

ちゃんと調べて定休日を外してきたはずなんだけど…これがフランス!HPの情報は当てになりません。確実にいきたい時は電話をおすすめします。

お菓子屋さん、閉まってます

シャッタが閉まってます…とほほほ

ここは、一番行きたかったところなのに〜残念。

さあ、気を取り直して次です!

Cadet → Palais Royal-Musée du Louvre

メトロで移動。20分

12時15分 ANGELINA

ご存知、アンジェリーナです。

銀座プランタンにありますね。こちらもケーキの大きさが日本と違います。

ANGELINA アンジェリーナ

ANGELINA アンジェリーナに着いた!お客さん多い〜

スペシャリテのモンブランはパリのはげんこつ大のずっしりとした重さがあります。

1日でめぐるパリのお菓子屋さんめぐり

アンジェリーナのモンブラン

サントノレ通りに向かって歩いていきます。

 

12時55分 Chocolat MICHEL CLUIZEL

5軒目は、Chocolat MICHEL CLUIZEL ショコラティエ・ミシェル・クリュイゼルです。

ここはまだあまり知られていないかもしれませんが、おいしいショコラティエです。

一般のショコラティエは、クーベルチュールチョコレートをブレンドしてチョコレートを作るのですが、ここはカカオから作るのです。フランスでもこの方法をとっている本物のショコラティエは数店しかありません。

Chocolat MICHEL CLUIZEL

Chocolat MICHEL CLUIZEL ミシェル・クルィゼル

またまた歩いて向かいます。

寄り道しながら休憩しながら到着。

14時35分 STOHRER

6軒目はこれまた有名なお菓子屋さんンストレーにやってきました。

老舗中の老舗、1730年、ルイ15世の時代に開店しました。

マドレーヌやババなどを考案したお菓子好きで食いしん坊な王様、スタニスラス王のお抱えシェフのお店なのでおいしくないはずがないというお墨付きだと思います。

STOHRER ストレー

STOHRER ストレー

そのまま歩いて

15時45分 Pain du sucre

疲れも見え始めた7軒目は、日本の製菓専門誌によく載っているパン・デュ・スクルです。

ポンピドゥーセンタの真裏にあります。同じ通りはおいしいお店が多いので要チェックです。

このパティスリーはアントルメもとても美しくておいしいのですが、焼き菓子も形がかわいらしくておいしいのです。

PAIN DE SUCRE パン・ドゥ・シュクル

PAIN DE SUCRE パン・ドゥ・シュクル

こちらでは、ケイクとギモーブをいくつか購入。

歩いた道のりはこちら。

サントノレ通り→ストレー→ポンピドゥーセンター

次はメトロに乗って移動します。

M4 Réaumur Sébastopol : St-Sulpice

16時35分 Pierre Hermé

おなじみですね。8軒目はピエール・エルメです。

ここのイスパハンを初めて見たときに、こんなに美しいケーキがあるんだととても感動して、お菓子を作ることに興味をもったパティスリーです。

PIERRE HERMÉ ピエール・エルメ

PIERRE HERMÉ ピエール・エルメに着いた

ここでは、マカロンの大きいのと小さいのをいくつか、はまっているレモンタルトを購入。

ピエールエルメのレモンタルト

Tarte au citron タルト・オ・シトロン

タルト生地の敷き込みがきっちりと直角になっていてとても美しかった。形がきれいだと生地がちゃんと焼けてるからサクサク。

ピエールエルメのマカロン

Macaron 大きめのマカロン

ピエールエルメのレシピで焼き菓子を作りたい場合は、この本がいちばんおすすめです。いつもの焼き菓子よりぐんと大人な味になります。

小走りでつぎに向かいます。

買った焼き菓子をもって歩いているので結構大変です。

17時15分 LADUREE

なんだかんだで有名店なラデュレですが、ディスプレイなどやっぱり流行の発信地なのでチェック。

最後はこちらへ。歩いて向かいます。

18時 Gerard Mulot

最後のオオトリはジェラール・ミュロです。

こちらはパティスリーだけではなく、チョコレートやパンや総菜など食品総合店というようなお店です。お昼や夕方にいくと長い列が並んでいるほどの人気店です。オーナーのミュロ氏はよく店頭にたって注文を取ったり働いていらっしゃいます。

伝統菓子ももちろんあるんですが、伝統菓子をアレンジしたものもあるので楽しみなお店です。たくさん種類があるので迷いに迷ってしまいます。

ここでは珍しいかたちの正方体のクレモンティーヌのケイクとマカロンなどいくつか購入。

4cmくらいの真四角って言うのがめずらしいでしょ。なかには生のみかんがごろっと入っていました。焼き菓子なのにジューシー。

Gerard Mulot ジェラール・ミュロ

Gerard Mulot ジェラール・ミュロ クレモンティーヌの四角のケーキ

ちょうど10店舗まわったところで弾丸旅終了です!

パン屋さんとお菓子屋さんは朝早くから開いています。夕方になるとお菓子が売り切れることもあるので、朝早くにはじめるのがポイント。

途中寄り道したり、道に迷ったり、間違ったりしても1日で10店舗はまわれました。

焼き菓子をテーマにしてパティスリーを見て回ると、お店の特徴が見えてきておもしろい。

ぜひ、パリでお気に入りのお菓子をさがしてみてください!

パリでお菓子屋さんをたくさんまわりたいときは、スマホの地図(Google Map)があるとかなり便利です。旅行中も使えるWifiを持っていくことをおすすめします。わたしみたいに迷わないように〜。

ユーロデータのレンタルWifiはヨーロッパ専門なので最安値です。

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