今回は、底のないタルト型での生地の敷き込みかたを紹介します。
底のないタルト型は、主にフランスのパティスリーやブーランジュリーでのタルト生地につかわれています。このタルト型でタルトを敷くと、できあがりがプロっぽく見えるし、タルトが型から外しやすいため、タルトを作る際にはこの型を使用しています。
フランス語では生地を型に敷き込むことを Foncer à tarte といいます。
材料
- タルト生地
- 冷たいバター 5g程度
- 小麦粉 適量
タルト生地の作りかたはこちらをご覧ください。どのタルト生地も同じ敷き込みかたをします。
道具
- 伸ばし棒 Rouleau
- 底のないタルト型(直径22cm) Cercle à tarte Ø 22cm
- オーブンシート papier sulfurisé
- フォーク Fourchette
- ナイフ Couteau
タルト生地の敷き込みかた
- バターをタルト型の内側にバターを薄く塗ります。バターのかたまりを残さないようにしましょう。
2. 作業台に生地がくっつかないように小麦粉を少量振ります。
タルト生地を置き、伸ばし棒で生地を伸ばします。
均一に厚さ4ミリに伸ばします。ときどき生地がくっつかないように小麦粉を振りかけましょう。
3. 伸ばした生地を伸ばし棒に巻き付けます。
オーブンシートの上にタルト型をのせ、生地をタルト型の上にかぶせます。
4. 指をつかって生地のふちを持ち上げ、タルト型の内側に立ちあげます。
5. 生地の上に伸ばし棒を転がし、生地を切り取ります。
6. 内側に伸びた生地を指で上に持ち上げます。
その余った生地をナイフで切り取ります。
切りとった生地は生地ががさがさになっているので、指の先でなめらかにします。
タルト生地の敷き込みかたの手順の詳細はこちらの動画をご覧ください。
7. フォークで穴をあけます。
8. 冷蔵庫で30分ほど生地を冷やします。
そのままだと生地が温かくなり、焼成中に生地の端っこが倒れてきますので必ず冷やしましょう。
ココからはタルト生地を空焼きする場合の手順です。
*タルト生地は中身になにを入れるかによって焼き方が違ってきます。詳しくは「タルト生地の中身による焼き分けかた3種類」をご覧ください。
9. オーブンを180℃に予熱し始めます。
180℃のオーブンで10分〜15分ほど焼きます。
ふちの上の生地ががさがさになっているので、ナイフ等でなめらかに削ります。できあがりのタルト生地が美しくなります。
焼き上がりです。
ぜひ、底なしのタルト生地を敷き込むときには参考にしてください。
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kicoさん、こんにちは。
前にビジタービザについてお伺いしたdoriです。昨年末に無事ビザが下りて、フランスに入国しました。その節はありがとうございました。いつもご挨拶しようと思いながら、遅くなってしまったのは、おいしい記事を読み漁ってしまうからなんです。すいません。
これから移民局での面接がありますが、日本のフランス大使館での申請もkicoさんのブログで予習してスムーズにできたように、あまり緊張せずにできればいいなと思ってます。
色んなフランス人の味覚を他人事のように楽しく読ませてもらっていましたが、最近ショックなことがありました。私の彼は日本にもいたので、今まで困ることはなかったのですが、「実は米をたくさん食べると太るから、なくてもいい」と言われて、いま立ち直れていないとこです。
doriさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
無事にビザがおりてよかったですね!!
次は、移民局での面接ですが、大使館の時ほど緊張しなくても大丈夫かと思います。英語も話せる方でしたし、健康診断と書類の確認ですので。
お米をたくさん食べても太ったりしないのに〜と思いますよね。日本のごはんはもちっとした炊き方になるのでそう思われているのかもしれませんね。
食事の習慣もお互いがうまく合わせられるといいですね。
フランスの生活をお互い楽しみましょうね〜。kico