Beignet ベニエ – フランスの穴のあいてないドーナツ

ベニエ Beignet とは揚げ菓子のことです。

ミスドのシュガーレイズドのようなふわふわの食感です。

小麦粉、砂糖、卵、バターで作った生地を丸く形作り、油で揚げ、熱いうちに粉砂糖をたっぷりとかけたお菓子です。

形は丸いものもありますが、細長い形やペタンコした楕円形もあります。

ベニエ Beignet｜穴のないドーナツ

中身は日本のドーナツのように生クリームやカスタードクリームは入っていることはなく、さまざまな種類のコンフィチュールかチョコレートクリームが定番です。コンフィチュールはいちご、フランボワーズ、りんご、アプリコットが多く、チョコレートのかわりにヌテラがたっぷりと入っていることもあります。

大きさの割にはずっしりとした重さのあるお菓子です。

値段は１個2ユーロ前後です。

フランスにはドーナツはあまりなかったのですが、今ではカフェなどで見ることができるようになってきました。

フランスではブーランジュリーに置かれていますが、なぜかバカンス中のビーチでも食べることができます。

夏のビーチには売り子がさまざまな種類のベニエをかけ声をかけながら売っています。海岸沿いには売店が少ないということもあり、よく売れています。

青空の下で食べるベニエは、ふだんのよりおいしく感じられます。フランスの海に行かれた際にはベニエ売り子を見つけてみてはいかがでしょうか。

フランスやヨーロッパでは、ベニエは復活祭の時期に食べる食事のひとつでした。

それぞれの地方で作られて食べられていたため、地方によって名前が違います。名前だけはちがいますが、材料と形や作りかたが同じです。